各界を代表する識者が、「情報活用」と紐つけてそれぞれ独自の
「仕事力」を紹介している読み応えのある1冊。
特に、「情報をどう仕事に活かすか」、すなわち、「情報を活用して
いかに仕事で成果を挙げるか」の極意を、「心・技・体」の3つの
観点からインタビューしているのは興味深い。
日常仕事をしていると、つい情報活用の「技≒スキル」の部分
(検索やリサーチの手法など)に気を取られがちだが、
「心≒情報との付き合い方における心構え」となるべき
将来仮説があってこそ、情報の価値が決まってくるということが
よく分かる。
さらに、収集した情報をつかってビジネスプロフェッショナルと
して成果を上げるためには、情報を血肉にできる骨太な「体≒
情報を活用するために必要な知識、能力」が欠かせない、と
いうことも非常に納得がいく。
「心」のパートの田坂広志氏、糸井重里氏は、全く違うテイストで
ありながら、根底に流れる認識は同じで、2歩も3歩も先の
視点から世の中の「変化」を見通す洞察力はさすがと思わせる。
また、「体」のパートは、百戦錬磨のビジネスプロフェッショナル
として、現場でいかに情報を成果に結実させていくかという
御立尚資氏、冨山和彦氏の迫力ある事例に溢れている。
本質的に情報を活用し、仕事で結果を出すためにはどうしたら
良いか、を考えさせてくれる。
そこそこ仕事で結果が出ているが、さらに一歩ブレイクスルー
したい、という方はぜひ。「情報」に対する考え方、付き合い方を
変えてくれる本。