論理的思考の枠組みや、MBAで学ぶ経営理論の基礎を紹介した本は山ほどあるが、本書はあくまでこれらの理論を実務にどう活用するか、といった点から書かれている。「日本国内で鉛筆と万年筆は年間何本売れるのでしょう?」といった、コンサルティングファームの入社試験に出てきそうな問題や身近な話題を中心に、論理的思考とクリティカル思考、クリエイティブ思考の違いなどを説いていく。もちろんMECEやピラミッド型思考、マインドマッピングなどの枠組みや、コンサルタントのツールなどについてもきちんとカバーしている。
対人力に関する内容が少ないのが若干気になるが、MBAの思考術を身につけるための本としては、内容もこなれており、好感が持てる。(土井英司)
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MBA取得を目指すものへのガイドブックに止まらず、
読みやすい本です。
MBA取得予定のないビジネスマンにとっても本当の競争社会で必要と
される思考力・対人力を会得するよう啓蒙される。
さらに、子を持つ自分にとっては、現状の教育・家庭での躾のあり方を
考えさせられ、思考力・対人力ともに身に付くような子育て実践のヒントを与えられる。
先ず、本著のタイトルが良い。「今や思考力と対人力という、二つのコアスキルが全てのビジネス人に求められている」(まえがきより)との主張は全くその通り。この二つがないとMECEとは言えません。
また、世に溢れる論理的思考本と一線を画し、船川流の分かりやすい言葉と図表で体系的に思考力について述べられています。数々の講義を経て到達された船川流の奥義が惜しみなく語られています。
(ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの違いを述べているのもこの本ならでは。)
前半の思考力の章に比べ後半のファシリテーションの章がややこなれていないと感じるのは、この分野の研究がまだまだこれからということか。
「今、ビジネスで一般的に求められているものとその対策につき、
発表してください。提出媒体は文庫本でおねがいします。」
との依頼に、
とても高い完成度でもって答えてくれたお仕事だとおもいました。
文章を通した伝達のお手本としても役立ちます。
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