フランクリンプランナーをビジネスに応用するという志向の書籍としてはPQがありますが、こちらのほうをお勧めします。
PQはこれまでに出版されていた「人生は手帳で変わる」の内容にフランクリンプランナーのマネージメント系リフィルの紹介を無理やり付け足したような書籍で、正直期待はずれでした。あくまで私見ですが、現代においてビジネス系フォームというのは組織でフォーマットが決まっている会社が多いでしょうし、共有や編集という観点からはエクセルやOUTLOOK、MSプロジェクトなどのITを利用すべき時代だと考えます。PQなどでは共有というとチーム全員がフランクリンプランナーを所有していることを前提としているような節があり、受け入れ難いものがありました。
この本ではフランクリンのリフィル紹介は本文中では最小限にとどめられており、IT機器との共有を意識して書かれています。(リフィルに興味がある方には巻末にリフィルのフォーマット一覧が掲載されていますので参考になるはずです。)
また、PQと異なり日本人向けに作成された本のようで、インタビュー先やコトバの引用元はコヴィー氏やドラッカー以外の全員が日本人となっているため馴染みやすいです。
全体構成としては「人生は手帳で変わる」のビジネス版という感じですがただの焼き直しではなくこれまでに出版された「7つの習慣」「第8の習慣」「最優先事項」「原則中心リーダーシップ」「ライフバランス」「TQ」「PQ」の内容を日本人向けにコンパクトにまとめたような内容となっています。ビジネス寄りの記事が多いとはいえ、TQやライフバランスで書かれていたビジネスとプライベートの両立も重視されており大変まとまりのある書籍であると感じました。
当方、IT業界であり大規模プロジェクトにかかわる身であるためPMPのフレームワークを用いることが必須でありコヴィー社のマネージメント系リフィルでは扱いきれないのが現実です。それでも、この本は十分に参考になる内容でした。
逆に、文系企業にお勤めの方や小規模プロジェクトに参画されている方などはPQも参考になるかもしれませんので併せての購入をお勧めします。