本書には、この偉大な投資家にまつわる、実にさまざまなエピソードが登場する。まとめ買いで安く手に入れたコーラを売り、小遣い稼ぎをした少年時代、師匠ベンジャミン・グレアムとの出会い、バフェットが「初恋の相手」と呼んだバークシャー社への投資、バフェットを有名にしたウォルト・ディズニー、コカ・コーラ、ワシントン・ポストなどへの投資、危機に直面したソロモン・ブラザーズを救った1990年代初頭…。ドラマに満ちあふれながら、事実関係の描写が細かく、プロの投資家、経営者にとっても興味深い内容であろう。
本書の終わりで、バフェットはこう語っている。「私は、よい価格で手に入れることができ、信頼ができ賞賛すべき人々によって順調に経営されている企業を売却したいとは思わない」。投機を脱し、本当の意味での投資家を目指す人に、ぜひおすすめしたい1冊である。(土井英司)
登録情報
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彼が子供の頃から、「お金を増やす事」に異常な才能を発揮し、長じて後も、少ない元手から現在の資産を築きあげました。
その考え方は、「真に成長するであろう企業」を見つけ、長期的に投資をすることでした。
彼は、「支払う金額に見合わない価値のものに投資する事はあり得ない。値上がりを期待して差額を儲けようとするのは投機である」と考え、実際にそのような投機的行為はしていません。
「良い価格で手に入れる事ができ、信頼ができ賞賛すべき人々によって順調に経営されている企業を売却しようとは思わない」という言葉はまさにコカコーラに当てはまります。
「金儲けが好きなのではなくて、お金が増えていく過程を見るのが好きなんだ」という彼の言葉や、
子供に金を貸す時にでも正式な金銭賃貸契約書を書かせる姿勢に、彼の投資哲学がうかがえます。
本書を読むと、投資と投機の違いが明確にわかるのではないでしょうか
バフェットさんは、高利回りのミューチュアル・ファンドを、... 続きを読む
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