歴史は主に政治的背景からまとめられることが多く、学校の授業でもそのような歴史を学ぶが、経済的観点から見るとどうなんだろう?という事で書かれた一冊。
日本は中国の影響を受けて内向的な時期と外交的な時期がスイングしているという仮説に基づいて歴史を紐解いているんだけれども、そこには学校では学ばない庶民の生活の姿も浮き上がってきて面白いです。
学校の歴史もこういう人がイキイキとしている話をやってくれるともっと楽しいのに、
第一講から第十講まで遣唐使、平氏、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、江戸時代、江戸三大改革、幕末、明治、昭和とそれぞれ面白いエピソードが。
遣唐使は生きて返ってくるのは4人に一人なのに毎回たくさんのエリートを中国に留学させていたり、平家や室町幕府が商売上手だった事や、昔の日本は中国のお金を輸入して使っていたなど歴史好きとしても面白かったです。
2012年の大河ドラマが平清盛というのも何かの縁かも。
今の日本に漂っている閉塞感で鬱々としているのではなく、過去の日本がそうであったように外に目を向けて元気を出して行こう!という元気をもらえる本でした。