ノエルはこのアルバムを最低とけなすが、やはりオアシスの傑作。
このアルバムの出だしを聞くたび思うのが、大成功を収めた前作の最後を締めくくった超名曲「シャンペン・スーパノヴァ」のまさに延長線上からはじめたつくりであるという印象。つまり、前作から成長したオアシスではなく、その成功の味をしめて、アレンジに固執したつくりからスタートしてしまったということ。「オール・アラウンド・ザ・ワールド」なんか、まーさにその典型といっていいだろう。曲の中ではさんざんサビを繰り返したあげく、リプライズでまた最後に出てきてこのアルバムを締めくくる、あの(名)曲だ。
プリンスが「パープル・レイン」で成功し、「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」で多くのファンの期待をあ・え・て・裏切り、その後独自路線を思いっきり突っ走っていっただが、そのまったく反対をいくアルバムがこの「BE HERE NOW」といえるのでは。さらに言ってしまえば、その点からアオシスの堕落が決定的に始まったのではないか。
さらに、「BE HERE NOW」というタイトル。つまり「今、ここに座って、俺らのこの最高のアルバムをしっかりと聞きな!」という、彼らの超ごう慢な態度、これが当時のオアシスをすべて物語っているのではないかと思う。
最初に最高傑作といいながら、むちゃくちゃ書いたが、それらすべてがオアシスらしく、それでかつ最高なのだ。なぜなら、英語のしゃべれない僕も、リアムと歌うために、一生懸命、歌詞カードを見て練習した。コンサートでも全曲一緒に歌ったぞ!ノエルのメロディーも、リアムの声も、全部最高!いい面も悪い面を含めて、やっぱり、彼らはすごいんだ(断言!)。