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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ヒンドゥ教の核心,
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レビュー対象商品: ヒンドゥー教の〈人間学〉 (講談社選書メチエ) (単行本(ソフトカバー))
フランスにおけるインド哲学研究の第一人者が、インドの歴史に一貫して流れるヒンドゥ教の思惟について各種説明を行った著書である。聖典、神話、叙事詩などの文献類を徹底的に読解しているのはもちろんのこと、一方で人類学的なフィールドワーカーでもある著者は、現代における儀礼の遂行や修行者の姿や習俗の持続にも注意を向けながら、ヒンドゥ教的なものの本質へと肉迫していく。ブラフマンとアートマンという世界/人間存在論、ダルマの理法とそれを奉じるバラモンという権威、バラモンとは対照的に世俗の力を実現する王、愛欲が人生の目的の一つであることすなわちカーマ、神の恩寵と神への絶対帰依バクティ、在俗者のためのバクティと対比される行者のためのタントリズム、等々、「インドらしさ」を根底で支えている宗教文化の勘所が思索深く論じられている。
ヒンドゥ教の本質を西洋人に伝える、というのがまずもっての本書のねらいであって、日本の読者にはその辺り理解しにくい説明のしかたが少なからず見られる。また、現象の背後にある構造を探り当てようとする意図ゆえ、全体的にやや難解である。初学者には、同じ選書メチエに入っている山下博司『ヒンドゥー教 インドという<謎>』などの方が有益だろう。しかし、ヒンドゥという宗教が提示している神/人間観をこれほど細密に描き出している書物は希少であり、これが比較的手に取りやすい選書で出版されたことは、とてもよいことであったと考える。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
モークシャ、ダルマ、アルタ、カーマ,
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レビュー対象商品: ヒンドゥー教の〈人間学〉 (講談社選書メチエ) (単行本(ソフトカバー))
解脱(モークシャ)、ダルマという経験、アルタという物質的関心、カーマという欲。
4つの概念が、鍵だということがわかった。
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