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ヒンドゥー・ナショナリズム―印パ緊張の背景 (中公新書ラクレ)
 
 

ヒンドゥー・ナショナリズム―印パ緊張の背景 (中公新書ラクレ) [新書]

中島 岳志
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

核とITの大国。GNPの大きな伸び。そして戦闘的な反ムスリム運動の国・インド。その背後で民衆の心を捉えるRSS(民族奉仕団)の姿を描き、現代史の中に鮮やかに位置づけた力作。

著者からのコメント

著者 中島岳志, 2002/07/29
インドはどこに向かっているのか?
現代インドにおいて、RSS(民族奉仕団)を中心としたヒンドゥー・ナショナリズムの潮流が急速に拡大している。1992年12月のアヨーディヤーにおけるモスク破壊事件。RSSから派生したBJPによる政権奪取。そして、今年(2002年)のグジャラート暴動とアヨーディヤーのラーム寺院建設問題。近年のインドを揺るがす大きな問題の背景に常に関係するヒンドゥーナショナリズムの潮流を捉えることは、現代インドと関わる際、非常に重要であり、かつ必要不可欠である。

 本書は、このRSSをはじめとした「サング・パリワール」諸団体の内部に入り込み、フィールドワークを行なってきた私の現場報告である。RSSが最も重要視する毎日の「シャーカー」というトレーニング活動。「サング・パリワール」の団体が運営する学校や福祉団体の活動の現場。ヒンドゥー・ナショナリズムの有力なイデオローグへのインタビュー。緊張が続くアヨーディヤーにおけるRSS・VHPの活動。デモや政治集会の現場など、外部からはなかなか見えにくいヒンドゥー・ナショナリズムの最前線を、解説を付しながら詳細に伝える。ヒンドゥー・ナショナリズムの拡大にいたるインド現代史も収録。写真多数。


登録情報

  • 新書
  • 出版社: 中央公論新社 (2002/07)
  • ISBN-10: 4121500571
  • ISBN-13: 978-4121500571
  • 発売日: 2002/07
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 他のレビューで触れられているとおり、若い研究者のインドにおけるフィールドワークの記録を中心とした本。
 タイトルはいかめしいけど、その内容は「まじめな旅行紀行」。さすがにこれはは言い過ぎだが、事前知識のない人も何ら痛痒を感じることなくその中に入っていくことができ、かつ、ヒンドゥーナショナリズムについての基礎的な知識・動向が分かる。
 研究対象であるインドに親近感を有する筆者までをも暗澹とさせる激しい排他的・反イスラム思想がヒンドゥーナショナリズムの指導者から語られる部分など、生々しく迫力を持って迫ってくる描写があちこちにある。
 肩の力を抜いて、ゴロッと転がって読んで十分に楽しむことができ、勉強にもなる本。この筆者には、今後も注目していきたい。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
内容は、インドがどうしてイスラム文化圏と対立するようになったのか、またその対立はどのような形で出てきているのかの話である。インドはイスラムだけではなく、キリスト教そのものへの内在的攻撃性を持っている。これは、筆者に言わせればイギリスの支配に対する嫌悪感から来るものであるという。これらの内容を、実に分かりやすく述べている。

むしろ、この本はインド云々よりもフィールドワークではどんなことに注意し、何をしなければならないのかの手本になるといってのも良い。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
研究書であるが、かなりいい線いっているルポルタージュものでもある。

若き研究学徒のヒンドゥーナショナリズム最前線「なんでも見てやろう」的ルポ。身近な人物からはじめて、独自の人脈で高位者にもインタビュー成功。研究に裏打ちされた歴史知識のある一方で、筆者のインドへの親しみ感が随所にみられる。血なまぐさい事件をあつかいながらも、インドの普通の人への共感が感じられて、すごく考えさせられるがなにかしら読後が爽やか という魅力的な一書です。インドに行ったことわたしはありませんが、様々なヒンドゥーナショナリストたち(大御所、過激派から若き悩める青年まで)の肉声が聞こえるような・・・。

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