1999年、同出版社の世界歴史の旅シリーズ、「北インド」、「南インド」が十年ぶりに新装改訂されて出されました。
以前の書から転じて、今回はインドの聖地のみならず、東南アジアのヒンドゥー文化にも触れています。割かれているページ数は少ないものの、国境を越えて視野におさめています。たとえばアンコール遺跡、バリ島のヒンドゥー教など、現地ガイドブックでしか知りえない事もトータルでわかり参考になります。
どちらかといえば硬質の文体を、カラー写真を随所に配置することで、前著二巻よりも本全体の魅力度がアップしています。
ガンジスの沐浴で有名な、ヴァーラーナシー(ベナーレス)の町は、2500年以上のヒンドゥー教の歴史と文化があり、同じ営みが連綿と続けられているのですから、
まさしく悠久なる国、インドがうかがえます。