主人公にかなり感情移入してしまうタイプなので
「好きな人に彼女ができた」的な話はつらくて苦手です。
ただこれはコメディーということもあって、なんとなく手にとってみました。
人間関係が苦手で孤立しがちな幼馴染のことをずっと好きだった主人公のはとり。
幼馴染がイケメンなので彼女をとっかえひっかえしてることは知ってても、
面倒臭い性格で続かないことがわかってるので全然心配してなかった。
「主人公はわたし!ヒロインはわたし!結局はわたしンとこに収まる!」
そんな余裕をぶっこいて、いつ告白して付き合おうかなんて考えてたら・・・
あっさり地味子と付き合いはじめてしまう。しかもこれが今までとは違う。
そんな本命の彼女から、幼馴染を振り向かせて自分の所へ帰ってきて貰うべく、
主人公の「はとり」がすごくすごく頑張る、といった話です。
もう、この頑張り方がすごい。失恋の傷に塩揉まれまくり。
打ちのめされまくっても、頑張ります。
全体的にコメディータッチなので爆笑コメディーと書かれてるのでしょうが、
正直わたしは1冊ごとにどこかで必ず気づいたら泣いてます。
イケメンに誘惑されてグラついても、彼女に余裕発言されて傷ついても、
幼馴染の弱い所ダメな所、全部ひっくるめて大好きだったからこそ諦められないはとり。
本来、『彼女から彼氏を奪う』なんてのは嫌なヤツでしかないと思うのですが、
この話はどちらかというと「彼女の方が横から掻っ攫っていったのを取り戻したい!」的な部分もあって、
主人公を嫌なヤツだとは到底思えません。
何より、素直で一生懸命で頑張るはとりがすごく可愛くて応援してしまう。
そんなダメへタレな幼馴染は早よ捨てて幸せになれ!と言いたくなりますw
ただの恋愛モノといったらそうでしかないんですが、他のテーマを絡めずここまで恋愛中心なのもいっそ珍しいかも。
巻数を読み進めるごとに面白くなっていくので、最新の5巻が楽しみです。