ハーブが好きでヒルデガルトに興味があるけどよくは知らないという人の最初の一冊に適しているのではないでしょうか。
最初に簡単なヒルデガルトの生涯についての記述があります。
記載されているハーブについては、著者によるハーブ史やキリスト教における扱いなどが書かれていて読み物的な面白さがあります。
また、現代明らかになっている効能とは違った解釈をしていたヒルデガルトの考え方なども紹介されてあり興味深いです。
サニクルのエリキシルや、スペルト小麦のクッキー、マメ粉の湿布、ヨーロッパモミの軟膏など、実際に作れるかどうかは別として、ヒルデガルトの興味深いレシピが載っています。
巻頭にあるヒルデガルトの像や修道院などの写真の他にはイラスト、写真等は一切ありません。
そう言った意味では実際に使えるハーブの本というよりは、やはりヒルデガルトに興味がある人向けの読み物といった意味合いの方が大きい本だと思います。