話題になった前作の続編である。ライブドアの粉飾やニッポン放送関連の記述は前作と重複する内容もあるが、真偽はわからないまでも、前作同様に当事者達からインタビューを取れたような詳細な記述が多く、フジ側の新たな証言等も記載されている。また時系列で法廷のニュースを追えてはいないが、本件の帰結は見届けたいという人には良い副読本になるだろう。余談だが本作は朝日新聞社の新書シリーズから発刊されており、前作のようなおどろおどろしい装丁ではないため書店では目を引くような感じではない、しかしながら前作の半額程度で購入できるため副読本として手元に置く価値があるともいえる。総括的な部分はちょっとアドホックっぽいが、新書らしい「時代の気分」の描写がなされている。