「ヒラリーとライス」 興味を持てる題名ではあるが、内容は頂けない。
何よりも、ヒラリーの政治家としての信条・実績、内政・外交での主張、支持基盤・選挙戦略
等は、この本では、全くと言っていいほどわからない。
第7章 「共通点もあるのだ」の中に
「ヒラリーもライスもさそり座だ。」とある。
一部分を引用して、その本全体を評価するのには、普通は気が引けるものだが、
この本についてはそのような心配はいらないだろう。
「ヒラリーもライスもサソリ座だ。」
この言葉は、この本のレベルを端的に表している。
「おわりに」では、ほとんど無邪気と言っていいほどの調子で、下記のように述べている。
「二人を調べるにあたって資料としたのは、ニューヨーク・タイムズなどの新聞
雑誌、書籍、ホームページなどである。実際にヒラリーとライスに何度か会い、
話をされている浜田和幸氏、重村智計氏には取材させていただいた。」
私は、ヒラリーに関する良書を知らないが、政治家としてのヒラリーを知りたい人には、
お勧めできない。フェミニズムの中で捉えたいというならば、また話は別だが。