事故、不良品、バグ、操作ミスによる損害、社内での怪我、誤ったデータ消去など人間が原因となる問題がヒューマンエラーである。
職場の安全確保のための教科書の1つとして安全管理責任者は読むべきだろうと思う。
また、ヒューマンエラーを無くすことは、リスク管理でもあり製品の品質向上にも役立つとは思う。しかし、この本はヒューマンエラーの原因や対策全般について述べているので、より製品製造に密着した観点からユーザのヒューマンエラーを無くすような設計を学ぶなら、D・A・ノーマンの「誰のためのデザイン?」のほうが適していると思う。
ただ、ヒューマンエラーに組織的に取り組む例として航空業界のCRM(クルー・リソース・マネジメント)が大きく取り上げられているのが個人的に興味深かった。