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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
村上龍氏の本領発揮作第二弾,
By
レビュー対象商品: ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2 (幻冬舎文庫) (文庫)
本書は、前書である五分後の世界を読んでいることが前提となっています。なぜならこのパラレルワールドの説明がないからです。前書を読んでいない と理解に苦しむでしょう。 前書の登場人物はこのパラレルワールドの異常性を表現するために、外部の 人間である時空をこえてきた人間が主人公でした。 今回は、外部ではありますが、より内部性が強いパラレルワールド内の外部 このウイルスに感染して生還できるのは、日常的に危機感をエネルギーにか 前書の五分後の世界を読んだすぐあとに読むことをおすすめ致します。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
同じ世界観の別の作品,
By にあぁ (広島市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2 (幻冬舎文庫) (文庫)
前作「五分後の世界」と同じ世界で展開する別のお話です。前作と同じ登場人物での後日譚ではありませんので、それを期待して買おうとしている方はご注意を。 作品としては同じ軸の上にあり、魅力はいささかも落ちるものではありません。 相変わらず徹底した取材による描写は凄まじいものがあります。 村上龍さんは類まれな努力家であり、知的好奇心の充足に対しての意欲が人並みはずれて旺盛なのだと驚嘆するしかありません。 情報を詰め込むだけでなく、消化して自分の文章にして、なおかつ主題から逸脱しないでこれだけ書き込める力は驚異的ですね。 小説の中では感染力、致死率共に驚異的に高い「最悪」なウィルスという形で、短期的で避け切れない「危機」を発生させています。 圧倒的かつ驚異的な速度で進む危機の象徴としてウィルスを使っているのです。 小説中で語られるこのウィルスに感染しても生存するための条件こそ、現実のこの国に暮らすわれわれ一人ひとりに求められている事なのではないかと感じて、背筋に冷たいものを覚えました。 現実はウィルスほど劇的でなく生活習慣病的であるだけ、気づいたときには手遅れという事かもしれません。 「危機感」そのものをわれわれは持てるのでしょうか。
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
メッセージは伝わるが・・・,
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レビュー対象商品: ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2 (幻冬舎文庫) (文庫)
前作『5分後の世界』の迫力と強烈なメッセージに感動して、本作も読んでみました。一言でいえば、前作ほどのインパクトはなかったです。非常に強い致死性をもつ「ヒュウガ・ウィルス」が蔓延する街に、日本人としての誇りを失わず未だ国連軍との戦闘を続ける"UG"の兵士たちが要人救出のため乗り込む。彼らにCNN女性記者が同道することを許されたが・・・ 生々しい戦闘(というか虐殺?)や、ウィルスによる浸食で「壊れて」いく人間が執拗に描かれています。お食事前にはおすすめできません。 「人間は柔らかく壊れやすいモノに過ぎない」という身もフタもない現実。そうした現実を乗り超えるために必要な資質とは? 村上龍が多くの作品で登場する「危機感のない奴は死んでよし」という思想が本作品でも強烈に伝わって来ます。 ですが、僕は「インザミソスープ」のように、厳しいながらも救いのある作品の方が好きです。
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