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ヒメの民俗学 (ちくま学芸文庫)
 
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ヒメの民俗学 (ちくま学芸文庫) [文庫]

宮田 登
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

十人並みの女に発現する突然の怪力、女中の身辺におこるポルターガイスト現象、人柱となって村を救う行きずりの女…。彼女らは、生死の淵や神との交信、性愛の場において濃密で重要な役割をはたした。男性の力とは対称的なこの不可思議な威力を駆使する女を人びとは尊敬と畏怖をもって「ヒメ」と呼んだ。古代に礎を置き、現在にいたるまでその残留が見られる「ヒメ」の力の多様な変遷と、決して表立つことのなかった女性民俗の諸相を訪ね歩き、男性が「女の力」に抱く恐怖の根源とその本体を探る代表作。

内容(「MARC」データベースより)

〈ヒメ〉とは女性に対する尊称であり、その中には男性が女性にいだく「恐怖」の裏に存在するある種の尊敬の念が込められている。本書はこうした〈女〉をさまざまな伝承、習俗の中に探り、その意味を解き明かす、まったく新しい〈女性論〉である。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 300ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2000/12)
  • ISBN-10: 4480085858
  • ISBN-13: 978-4480085856
  • 発売日: 2000/12
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 407,674位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amiyako
形式:文庫
なぜ、女が怪力を発するのか。
なぜ、女が死ぬ怪談が流行するのか。
忌みごもりとは。嫁田とは。橋姫とは。皿屋敷とは。女人禁制の意味は。主婦権の変遷は。
どのように、男は女を恐れてきたか。
などなど、古代からの巫女などの流れを視野に入れ、江戸時代を中心に、女が持つ霊力が日常生活次元で、どのように維持・伝承されてきたかを解読する。
柳田国男の『妹の力』を踏まえているが、『ヒメ』という色香と尊敬の漂う呼称を用いて、より踏み込んでいく。都市伝説という観点からも読み解かれる。
章ごとに独立した、エッセイのような文体で、読みやすい。先行論文も多く紹介されているので、さらに詳しく知りたいときには参照できそうだと思う。
著者は男性なので、女性の生理に踏み込むにはやや痛痒感があるが、深いと思った。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「妖怪の民俗学」でも少しだけ触れていた池袋の女など、女性が発揮する不思議な力とは何なのかを民俗学的に考察している。あまり研究されていない分野だから、新鮮に感じた。特筆すべきは、女の見世物、皿屋敷のお菊、女人島である。女人島なる民話は初めて知ったぐらいだ。それが、曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」の伏姫、八房の話にまで示唆している。柳田國男の「妹の力」より発展した「ヒメの民俗学」。奇怪な事柄に多く触れているため、多くの人にお勧めできるだろう。
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