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36 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ダメ人間,
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レビュー対象商品: ヒミズ 1 (ヤンマガKC) (コミック)
この作者は、どこにでもいるフツーの「ダメ人間」を描くのがすごくうまい。ダメな自分とだらだら続く日常がいやだけど、努力するのはもっといや。 努力するヤツが羨ましい。ねたましい。うっとおしい。 このリアルな心理、きらめく一直線の青春を送ってきた人にはわからないだろな。 僕は、痛いほど共感してしまう。ダメ人間のダメ思考が、嫌悪感を 感じるほどに。この転落も人事ではない、かも。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
何が起きるかわからない第一巻,
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レビュー対象商品: ヒミズ 1 (ヤンマガKC) (コミック)
中学3年の住田はいつも、手癖の悪い友人の夜田とつるんでいる。彼の人生に対する唯一にして最大の願いは、「普通」であること。不幸でも幸福でもなく普通に生きる。他 人に迷惑もかけないから、頼むから俺にだれも迷惑をかけないでくれ。そんな彼だった が、どう考えても「普通じゃない」世界に引きずり込まれていく・・・。 冒頭にていきなり、人生についての哲学的思弁が展開される本作であるが、それが嫌味 にならないのがこの作家のいいところだ。主人公住田の哲学は、きわめて現代的だ。個 性尊重主義というのは大人が若者につけたレッテルに過ぎず、大多数の者はとにかく 「普通」を確保したがっている。それは平穏な幸せという「暖かい普通」というよりもっと 消極的な「冷めた普通」だ。しかし住田のその願いはもろくも崩れ去る。今や、「普通」で さえそうなれたら御の字なのだ。 この点において、評者はこの古谷実という漫画家がかつて「限りなく透明に近いブルー」 を発表したときの村上龍のように、現代の空気を的確に感知しているように思えてしょう がない。少なくともその感度は、下手な純文学作家のそれを凌駕しているだろう。 そのほかにも、十代にしてサイババのごときルックスを手に入れた赤田や、シュールなメ ガネ女子茶沢さんの活躍もあり、がやがやとにぎやかなギャグパート主体の第一巻だ。
21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
本当の古谷実作品,
By ハンチング (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ヒミズ 1 (ヤンマガKC) (コミック)
「衝撃を受けた」としか言いようがない。稲中ファンの人なら「裏切られた」と言うだろう。 だが、前野もすぐ夫も関口も私たち読者に「人生ってなんだ?」という質問をぶつけてきた。ギャグ漫画であるから必ずその答えは井沢やいく夫がギャグで返し、終わって、あやふやにしていた。 「ヒミズ」こそが古谷漫画の集大成。言うなれば稲中や僕といっしょは今までの土台作りであり、序章だったのだ。 ギャグでは伝えきれずに終わってしまった前野や関口の怨念がこの「ヒミズ」となって私たちに衝撃を与え続けている。 難しく見るのではなく、楽ーに見れば前野たちの伝えたかった事がわかるのではないか?
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