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ところがです。
本を整理していて出てきた2巻に思わずはまってしまいました。。。。
重いです。おもすぎです。きついです。きつすぎます。まるでロシアの文豪ドストエフスキーです。
命だとか、夢だとか。発するのも恥ずかしいような題材に、古谷実は真正面から真剣に取り組みます。
普通に生きることがどれほど大変なことなのか。
普通に生きることを目標とする主人公は、自分じゃどうし様も出来ない力で押さえ込まれてしまいます。
「金さえあればお前の人生なんてよゆー――で買えるね、もちろんお前の両親のだってたやすく買える」と''い切るこの少年は、風呂も無いプレハブで、たった一人の家族だった母親に男と逃げられたあと「自分という人間がつまらないだけなのに世の中がつまらんと言うな 大した不遇も味わってないくせに自分は不幸だと嘆くな 弱者ぶるなよ~~~弱者ぶって人に守ってもらおうとしたり優しくしてもらおうと思うなよ」と一人つぶやく。父親がした600万の借金の取立てやにぼこぼこにされた後、同級生の夢のスタートを祝福し「俺は必ず立派な人間になる」と宣言する。
稲中で鍛えられた、独特のユーモアも忘れちゃいけません。
重い題材が、彼のリズムで実に読みやすく語られます。
漫画なんか卒業した世代こそ読むべきものなのかもしれません。
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