内容紹介
70年代から90年代にかけて日本のヒマラヤ登山をリードし、植村直己、小西政継氏ら著名な登山家が山に逝ったなか、過酷な登山を生き延びた登山家がいる。鍛え上げた屈強な身体から「サイボーグ・オガタ」と呼ばれた筆者だ。
厳冬のエベレスト南西壁を初登攀し、ヒマラヤの8000m峰5座、7000m峰初登頂5座を含む15座に登頂。17回のヒマラヤ登山で登頂を逃したのは、ブータン最高峰ガンケル・プンズム(7541m)だけという実績を誇っている。それも高山病に倒れた仲間を救出するため初登頂を捨てての決断だった。一度も事故を起こさず、仲間とともに生還した伝説の登山家である。
その、全ヒマラヤ登山をまとめた、登山者待望の一書。ヒマラヤ周辺の未踏地域の貴重なルポルタージュとしても貴重である。また、強い意志をもって山と取り組んできた著者の姿勢は、組織における先見性、リーダーシップ、協調性、忍耐力などを考える上で、登山記を超えた読み物となっている。
尾形好雄氏は、日本山岳協会常務理事・国際部長、日本ヒマラヤ協会常務理事、スポニチ登山学校校長などを務め、インドのヒマラヤン・クラブ名誉会員。朝日スポーツ
大賞(94年)、スポニチ文化芸術賞(94年)などを受賞している。
内容(「BOOK」データベースより)
ザイルに血が通う仲間とともに、世界の高峰に挑戦。70年代から90年代、強い意志と情熱を燃やして登り続けた登山記の数々。厳冬のエベレスト南西壁はじめ、ヒマラヤの巨峰群15座に登頂した登山家・尾形好雄の待望の一書。