なんて柔らかくきめ細やか、優しい情感が込められた歌だろう! 「続夏目友人帳」のエンディングで「愛してる」を聴いたとき、感激しながらどんな人が歌うのだろうと思った。素晴らしい声の持ち主で、言葉の端々から愛しさがこぼれてきそうな歌唱。確信にも似た「祈り」がさざ波のように伝っていく。
アルバム『ヒビノウタ』を繰り返し聴いていますが、どの曲も聴き心地が良いです。耳ざわりの良い歌なんて言うとあまり良い意味にとれずともすると退屈しそうですが、退屈どころか非常に楽しいです。低音から高音まで際立ち、深い情感の中にも抑制が利き、メリハリと安定感があって、気持良くこんなにしっくりくるアルバムは久しぶりです。6曲目の「カット」は、Rie fu、和田純子さんをゲストボーカルに迎え軽快なメロディーが三人の掛け合いで歌われますが、各個性が引き立ってこれまた高揚感溢れるセッションになっています。
その他「宝石」「涙なんかいらない」「四角い部屋の迷路」など印象的です。