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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
愚行だったと批判するのは簡単,
By
レビュー対象商品: ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション [DVD] (DVD)
優れた戦争映画、映像は、「このような愚かなことが行われた、だが、それは今後、何時でも誰でも起こしうるものだ」ということを、視聴者の頭の中に澱のように残します。
追い込まれた人間の身勝手さ、醜さ、強烈な思想に支配された人間の滑稽さ、ほんの少し残された良心が限られた空間で展開されて息が詰まりました。 ヒトラー個人というよりも、その当時の人間の姿、社会全般を切り取っているように思えました。 日本の戦争映画が今ひとつ好きになれないのは、戦争(第二次世界大戦)を過去のものとして切り離し、中途半端に情緒を織り交ぜて泣かせる、或いは健闘したと称えるやり方が鼻につくからです。 身内には情が厚くても赤の他人には酷薄、それは誰にでもあることです。それが上手く助長されれば、誰でも戦場で人が殺せるでしょう。 自分(国)をこうやって批判、見直していかなければ、勘違いと思い込みで同じことが何度でも起こりえます。
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
さすがドイツ,
By ぴっころ (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション [DVD] (DVD)
きっちり作られています ドイツ的リアリティでジャングルや草原の戦いとは違う市街戦の恐ろしさが伝わってきます しかし、滅び行く第三帝国の様子はヨーロッパふうではなくむしろ平家の没落のような東洋的無常観を覚えます 不謹慎ながら美しささえ感じられます そうであるからこそ予告編にクレジットされていたイスラエルの新聞の評価となるのでしょう 自虐とか反省とかを映画に求める人には不満な映画はもしれませんが歴史的傑作と言える作品です。
66 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
戦争の最後の瞬間がきっちり描かれてます,
By kain_starload (宮城県仙台市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション [DVD] (DVD)
よく言われるのは、最後のヒトラーは正気を失っていたと言われたますが、この作品の原作になった秘書(最後に本人の言葉もありました)の話では、少なくても常軌を逸していた訳ではなさそうでした。ただ最後の瞬間まで敗北を認めないために、現実逃避を繰り返している男のようでした。秘書らの身を気遣い、脱出を勧めるなど、従来のヒトラー像からは見つけることの出来ない姿が語られてます。
また彼の側近には、最後の瞬間まで彼に忠誠を尽くす者がある一方、処刑をおそれるあまり、現実的な意見を述べない者など人間の裏表もきっちり表現されていました。その意味でこの作品は追いつめられて人間像を表現していると思います。 ところで、この作品の中でヒトラーとゲッペルスの台詞に、『たとえ市民が死んだとして、それは彼らが選んだことではないか!』というせりふがあります。 ヒトラーとゲッペルスによるナチス政権は、正当な選挙により選ばれています。(その後にクーデターまがいのことをしてますが)。実はこの一言がこの映画で強く印象に残りました。 たとえばフランスのナポレオン(フランス革命後頭角を現し、その後フランス皇帝に即位)は市民に押され皇帝となった。第二次大戦中であればヒトラーやムッソリーニも正当な選挙により選ばれている。 民主主義国家において、市民の無関心は政治の暴走を生む可能性があるだけに、その結果がどのようになったかを知るにもこの映画は最適だと思います。
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