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ヒトラー 最期の12日間
 
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ヒトラー 最期の12日間 [単行本]

ヨアヒム・フェスト , 鈴木 直
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

第三帝国の崩壊は、ヒトラーの悪魔的な破滅への意志がもたらしたのか?ナチス・ドイツがはらんでいた構造的矛盾の結果なのか?ソ連軍によるベルリン進攻から陥落そして降伏まで、地下要塞にこもり自害を決意するにいたるヒトラーと、彼をとりまくナチス幹部たちの断末魔のあがきを活写。ひとつの国家が敗北し終焉するとはどういうことなのか?ドイツ歴史界の重鎮・フェストが人間ヒトラーを通して描く迫真の歴史ドキュメンタリー。

内容(「MARC」データベースより)

ソ連軍によるベルリン進攻から陥落そして降伏まで、地下要塞にこもり自害を決意するにいたるヒトラーと、彼をとりまくナチス幹部たちの断末魔のあがきを活写。迫真の歴史ドキュメンタリー。

登録情報

  • 単行本: 249ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2005/6/21)
  • ISBN-10: 4000019341
  • ISBN-13: 978-4000019347
  • 発売日: 2005/6/21
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
32 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By u99
形式:単行本
ナチズム分析における意図派の立場を取る本書の著者フェストによれば、ヒトラーの精神は結局、破壊・破滅を最終的な目標としていた。そのため、彼は破壊の中止をもたらす勝利にすら不安を覚え、破壊を追求するのみで漠たる戦争目的も持たなかったという。

その究極こそが自己の破壊であり、事実、彼の最後の命令はまさに自己の遺体の焼却処分だった。それは完璧なまでに実行され、ヒトラーの遺体捜索にあたったソ連軍も、数個の歯以外、ほとんど何の痕跡も発見することができなかった。

ならば、己の肉体のほぼ完全なる破壊を達成したヒトラーには、敗北の中にあってすら、一種の達成感があったのではなかろうか(多少宗教的な見方ではあるが)。ヒトラーは失意の内に自殺したというものの見方に慣れた者には、本書の内容から必然的に出てくるであろうこの論理的帰結に慄然とせざるをえない。この、ニヒリズムとシニシズムの融合の前にあっては、彼の犠牲になった者は救われないどころか、発する言葉すらなかろう。

また、本書には、最終局面に見られたベルリン戦における唖然とするような状況も描かれている。赤軍兵士による老若を問わない強姦、ドイツ側防御線内部での集団飲酒、そして極めつけが性的放縦、つまり「耐え難い死体の腐敗臭の中で、あちこちで酔っぱらった軍服の兵士が、同じく酔っぱらった女たちとぴったりと絡み合って横たわっていた」。リアルな破壊の中にエクスタシーを感じる人間は、実はヒトラーだけではないのではないか・・・・。

いずれにせよ、分析手法の是非論を超えて、本書も「人間とは何か」を深く問う一冊であることに間違いなかろう。

このレビューは参考になりましたか?
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
訳について 2005/10/22
形式:単行本
ドイツでもかなり話題になった話題作でもあるし、
僕自身最近歴史を物語的に臨場感を持って描いて
いるような本を好んで読んでるのでその延長といっ
た感じでこの本を読んでみようと思った。

この本はご承知の通り映画版に合わせて訳されたものです。
それで時間がなったようですが、
訳者も後書きで認めているように明らかに、
軍事分野に関する訳が曖昧になっている。全体的な訳も所々
単語を羅列したような訳になっていて、全く文章がバラバラになっ
ているところがある。さらに、残念なことに前書きのところの訳がここぞという
ところでしっくり来ない。例えばカタストロフィーに関する
概念のところである。

さらにいえば地図ももう少し状況を多角的に見られる複数の地図が
ほしいところだ。原書をドイツ語ができるのなら読んだ方が
良いと思う。

このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「人生は弱さを許しはしない」

社会ダーウィニズムという誤った優生学の名の下、ユダヤ人を含めたすべての弱者を
「反」人間的な冷酷さで消し去ったこのアドルフ・ヒトラーという男。
然るにこのような表現は彼の一側面を表しているに過ぎず、いまだに理解不足と
誇張、誤解から我々はヒトラーそのものを十分に理解しているとはいいがたい。

本書はベルリンの地下壕に潜伏した末期のヒトラーを人間的側面から描写しているが、
残念ながら末期という状態での一側面を捉えているに過ぎず、
はじめてヒトラーについて読む方にはいたずらな誤解を与えるおそれすらある。

自らの死がドイツそのものの死を意味すると信じて疑わず、最期の最期まで
地下壕で自らに恐るべき信念を持たせ続けた男は歴史に何を残したのか?
訳者あとがきにもあるように歴史的事実の大部分は物語られた事実に過ぎず、
つまり歴史とは記述者の数だけあると言っても過言ではない。

悪の所業という常に固定された視座のみからナチズム時代を捉えるのではなく、
様々な文献それぞれから時代の真実を抽出し、それを丹念に自分の中で
つむいでいくような忍耐強い姿勢が我々には求められるのではないだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
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投稿日: 20か月前 投稿者: ms
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投稿日: 2009/4/18 投稿者: 孔明
狂気と天才
最初に言えば、ヒトラーとナチス(ナチズム)に関して、あまりにも知識不足である故、本書を単なる伝記物としてしか読めなかった。... 続きを読む
投稿日: 2006/7/10 投稿者: 桜子
残念・・・
ドイツでもかなり話題になった話題作でもあるし、
僕自身最近歴史を物語的に臨場感を持って描いて... 続きを読む
投稿日: 2005/10/22 投稿者: "klarestimme"
新事実は?
総統官邸地下でのヒトラー終末の日々を綴った書。
多くの映画や小説で語りつくされてきたヒトラーの死に関する... 続きを読む
投稿日: 2005/9/9 投稿者: driven
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