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ヒトゲノムを解読した男 クレイグ・ベンター自伝
 
 

ヒトゲノムを解読した男 クレイグ・ベンター自伝 [単行本]

J・クレイグ・ベンター , 野中香方子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

国際ヒトゲノム計画に孤軍切り込んでいくというクレイグ・ベンターの果敢な(そしてある意味、無遠慮な)挑戦は、当時から「政府対一企業」、「世界対個人」の競争として世間の注目を集めた。ベンターのバックには計算高いベンチャー企業がついていたため、金儲けのためにゲノム情報を独占しようとしていると非難され、また、独自の解読方法も、邪道で成功はおぼつかないと疑問視される。だが、ベンターは迅速に成果を上げ、政府系のプロジェクトを追い越していく。クリントン大統領仲介のもと、「ゲノム解読完了」を共同発表するかたちで公的チームとは一応の和解を見るが、その後もベンターへの執拗な攻撃は続く。

解読レースをテーマとする本はこれまでに数多く書かれているが、人物像も業績評価も、本によって人によって、ずいぶんと違うようだ。ベンターが本書を書いた理由のひとつはそこにある。実際は、そして真実はどうだったのか。これまで語られなかったすべてをベンターは明かしていく。

内容(「BOOK」データベースより)

ベンチャー企業「セレーラ」を率い、世界中の科学者を敵にまわして、熾烈なヒトゲノム解読競争を繰り広げたクレイグ・ベンター。その桁違いの情熱と行動力は、一体どこから来るのか。重鎮ジェームズ・ワトソン、ヒトゲノム計画リーダーのフランシス・コリンズらとの確執も包み隠さず語る。今、最も熱い科学者の待望の自叙伝。

登録情報

  • 単行本: 576ページ
  • 出版社: 化学同人 (2008/12/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4759811583
  • ISBN-13: 978-4759811582
  • 発売日: 2008/12/15
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 4.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 EST解析やランダムショットガン法など、ゲノム研究者なら誰でも知っている手法を編み出し、さらには自分の名を冠する研究所を設立してメタゲノム解析やゲノム合成などの新しい分野に今なお挑戦し続けているクレイグ・ベンター。
研究者としては間違いなく超一流ですが、彼に良い印象を抱いている人は少ないと思います。その大きな理由は、ヒトゲノム配列解読のために、セレラ社という企業を率いて公共の国際コンソーシアムと熾烈な競争を繰り広げたことに由来するでしょう。
 ですが、彼がそのような行動を取った経緯を知る人は、ゲノム研究者の中でさえほとんどいませんでした。それがこの本には書かれています。私はこの本を読んで彼に対するイメージがだいぶプラスの方に傾きました。
 最初の100ページほどが生まれてから研究者として成功するまでの人生について、中-後半の300ページほどがゲノム解読関連の出来事、最後の40ページほどにメタゲノム解析とゲノム合成についておまけ程度に書かれてあります。ワトソンやコリンズなどの公共の国際ヒトゲノムコンソーシアムの主たるメンバー、セレラ社の母体であったパーキンエルマー社の重役達などについては激しく批判しています。人を批判する文章を読むのが苦手な人は読まないほうが良いと思います。
 彼個人のゲノムは既に解読されていますが、それについての言及はコラムに少々書いてある程度です。
 読む際にゲノムについての知識は必ずしも必要ありませんが、あるとより楽しめます。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 ヒトゲノム解読は、セレラ社(ベンター)が政府系チームのデータも利用して、ショットガン法という力ずくの方法で行った、というのが今でも一般的な理解かも知れないが、実態はそう簡単ではないということが本書でわかる。それ自体も興味深いが、本書の真価はむしろ、ベンターというアメリカ人の、血湧き肉躍る半生のおもしろさにある。まさに「自伝」である。最初の章でベトナム従軍の記事がかなりあり、ヒトゲノム計画に興味を持って読み始めると、早く本論に入ってほしいという気持ちになるが、実はその「戦い」こそが、ベンターの人生を貫く軸だということがわかってくる。科学と社会とビジネス、科学者の日常生活、戦いの中にある人間の心理など、どんな角度から読んでも面白い。訳文は(「配列する」という言葉にひっかかるものの)なめらかで、一気に読める。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By oliver
形式:単行本
今やゲノム解読レースは遠い昔の話と思われるかもしれませんが、今もこのレースが過酷に続いていることは間違いありません。GWAS、1000ドルゲノムなど今後の行方を予測するためにも必読の書でしょう。
どうしてベンターがゲノム解読レースに勝ったのか?どうして日本は(先見の明があったにもかかわらず)ほとんど役に立てなかったのか?本書を読んで分かる様な気がします(ベンターは疲れた時にヨットクルーズに出かけていましたが、日本の研究者はどこに行ってリフレッシュしていたのでしょう?居酒屋?)。
この分野では米国に追従する日本ですが、その敵の巨大さ・傲慢さに改めて身震いします。
分子生物学に携る方に全員に、そうでない方にもどうか読んで欲しい。
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