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5つ星のうち 2.0
論理的ではありません。,
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レビュー対象商品: ヒトはなぜヒトをいじめるのか (ブルーバックス) (新書)
本書は、いじめのメカニズムを解明するために、動物を観察するところから始まります。動物の生態から群れ型と縄張り型に定義づけ、何故その生態になったのか、仮説を元に検証し、種の保存のためのリスクを伴ったリスク回避法として、動物自身が平和に生存するために培ってきた知恵だと結論づけます。 前述から動物の世界にはいじめは存在しないこと、動物は自殺をしないこと、種によっては残忍性を持った動物も存在することなどを観察と考察を持って整理し、いじめはヒトの世界固有のものであると導きます。 日本で発生しているいじめが世界で存在しているのかを膨大なデータを調査・分析した後、解説が続きます。世界で発生する人同士の争いと日本で起きているいじめとは違うものとして導きを続けます。 日本で発生しているいじめの原因や対処法などを、日本の背景・歴史・文化などを鑑み、学校制度、核家族、携帯電話、IT、社会構造、PTA、文学作品などを紹介、著者なりの結論をもって締めています。 納得できる記述もありますが、概ね賛同できません。 著者の文体パターンは「AだからBゆえにC」といった記述が多く、論理的ではありません。「AだからB」と「ゆえにC」は無関係です。 多数の事例を紹介することは結構だし、丁寧に調査していることはよく解りますが、聊か偏見があるように感じられます。 また、自筆の本の紹介がやたらと出てきます。「その本は読んでませんから〜!」といいたくなるような引用が多数あり辟易しました。 現代のマスコミの偏重は解るし、インターネット世界における誹謗中傷といった歪みも確かに存在しますが、ワイドショーや、mixi、携帯メールの利用がいじめにつながるといった極論にはあきれました。 こんな本もあるんですね。
5つ星のうち 2.0
サルとの行動比較は興味深いが、教育論に関しては説得力に欠ける,
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レビュー対象商品: ヒトはなぜヒトをいじめるのか (ブルーバックス) (新書)
本書は、霊長類研究者の著者が、サルの行動と比較しながら、人間社会で見られるいじめの実態や背景について迫ったものである。 本書の前半では、サルの社会においてはいじめはなく、その群れの形成は 秩序を保つためのバランスが取れているという実態と比較しながら、ヒトの 社会においてのみいじめが見られる原因に迫っていく。 そして、傍観者の存在、嫉妬や自殺、他者の目といったヒトに特有な性質 をあぶり出していくのは、著者のご専門も反映されていて非常に興味深い。 しかしながら、後半における教育論については、著者のご専門から外れ、 動物行動学の視点は組み込まれず、著者の単なる感想や印象をつづった ものにとどまったものと言わざるをえない。 しかもその内容が、「日本の教育現場は、いじめが発覚したときに、実際 に何が起きたのかという事実を客観的に解明する努力を一切放棄している」 (p. 130)はあくまで一例であるが、実際の現状を正しく認識されていない 記述も含まれているし、データの提示や引用文献も必要な箇所に施されて おらず、大学教授が書いた文とは思えない印象を受けてしまう。 さらに、過去の著者の著書からの引用は非常に多く、やや「つぎはぎ」的な 印象も受ける。 総じて言えば、サルとの行動比較から分析したヒトのいじめの体系や実態 分析は非常に興味深いが、著者のご専門から離れた教育に関する主張は、 説得力に欠けるものである。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
サルの話はタメになります,
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レビュー対象商品: ヒトはなぜヒトをいじめるのか (ブルーバックス) (新書)
霊長類の研究者という著者。そのため、前半部ではサルとヒトとの比較をしていて興味深い。そして、ヒトとサルとの違いを述べてヒトの「いじめ」という行動の真相を突いている。しかし、後半部は著者の教育論が述べられているだけで、行動学からのいじめからは逸れてしまっている。そればかりではなく、内容も机上の空論というか、最近の若者に対する不満や懸念ばかりに終始している。 また、いじめの加害者についてよりも傍観者の実体に迫るものが多かった。いじめは黙って見ている者が一番悪い!とでも言いたげな著者の論述に疑問が残る。集団内でいじめが発生した場合、もっとも多いのが傍観者であり、その傍観者の家庭状況や精神性を解明したところで、いじめの根本を探ることはできないのではないかと思った。ましてテレビゲームや携帯による人間関係の希薄がどうとかこうとか、というのは時代について行けない中年のぼやきにしか捉えられなかった。
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