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ヒトはなぜことばを使えるか―脳と心のふしぎ  講談社現代新書
 
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ヒトはなぜことばを使えるか―脳と心のふしぎ 講談社現代新書 [新書]

山鳥 重
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 735 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 1,533

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

脳・ことば・心――
人間の内なる世界はここまでわかった

心がことばをつくり出し、ことばは心を統御する。失語症研究の第一人者が脳・心・ことばのメカニズムに迫る。

【ことばは心を組織する】――ことばは内なる世界(心)に生起する多様なる現象に名前を与えることで、心の諸現象を範疇化し、かたちあるものとして表象することができる。名前は理解の1つの形式なのである。相手に対する自分でも理解できないむしゃくしゃした感情を「怒り」とまとめられるのは、ことばのおかげである。いや、怒りではない「あせり」だとまとめることができるのも、ことばの働きである。あるいはそのむしゃくしゃした心の動きを人間関係の中で整理したならば、「嫉妬」とまとめられるかもしれない。感情に与えられたこれらの名前は、感情を分類する力を持つだけではなく、それがそのまま自分と世界を関係づけ、その関係を理解する手立てとなる。このように、ことばは心が生成する表象や、非表象性の変化(感情など)に名前を与えることによって、心を分類し整理する。ことばはそもそも心を記号化する働きでありながら、できあがった記号が今度は心そのものをその記号に従わせるのである。こうしてことばは心を組織する重要な手段となる。――本書より

内容(「BOOK」データベースより)

心がことばをつくり出し、ことばは心を統御する。失語症研究の第一人者が脳・心・ことばのメカニズムに迫る。

登録情報

  • 新書: 212ページ
  • 出版社: 講談社 (1998/11/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061494279
  • ISBN-13: 978-4061494275
  • 発売日: 1998/11/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
不思議だなあ 2004/12/12
形式:新書
ありふれたというより常識の焼き直しでしかない表象論に始まり,失語症のリヒトハイム的な古典的分類,著者の見識にふさわしくないほど単純化された脳のしくみが羅列され,最後にこころとは何かについての私見が述べられる。
これでは,タイトルどおり「脳と心はふしぎだなあ」としか思えまい。第一人者を捉まえて書かせました感たっぷりで,本書の狙いが何なのか掴みかねる,なにもかもが中途半端な一冊。脳研究が常識となんら変わらないこんな程度のものだと思われては,きっと著者自身も本意ではなかろうに。
残念な一冊だった。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kewpie VINE™ メンバー
形式:新書
これぞ山鳥先生の真骨頂!ことばの大脳メカニズムを語らせて山鳥先生以上の人は、きっと世界中を捜してもいないと私は信じる。同じ国に、同時代に生きる研究者は幸せである。本書も「とにかく読んで下さい」とだけ言えば十分。一般の人にはちょっと難しいかもしれないけれど、大学でちょっとかじった程度の知識があれば本書の真価がわかるだろう。教科書を読んでごちゃごちゃになった頭を整理するには絶好の一冊。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミヤコ トップ100レビュアー
形式:新書
本書は、神経心理学をご専門とされ、失語症を中心にした高次機能障害を
中心に研究されている著者が、脳の科学の観点から、「ことば」と「心」
という非常に難しいものに迫った本である。

本書の構成としては、1章で「ことば」とはどのような性質をもつものか、
主として言語学的な知見から解説している。2章では様々な失語症の症例
を紹介し、3章ではそういった失語症を脳の科学の観点から分析すると
共に、脳と言語機能についてふれている。最後の4章では、「心」という
複雑なものに対して、脳の働きや機能から分析を加えている。

個人的には、本書の分野に対しての勉強不足もあり、ウエルニッケ、ブロカ
失語しか知らない身としては、2章で紹介されている他の失語症状や受容性
の失語症状を読むだけでも非常に勉強になった。
そして、4章においては、「心」を「識→情→知→意」と定義づけ(p. 160)、
その根拠を脳の働きから分析する部分には食いつくように読み進めた。
心とは1つの実体などではなく、複雑な構造をもったものだ、という著者の
主張が説得力を持って展開されている。

本書では、様々な文献にふれながら書かれているが、新書用にかなり簡略に
概略的に研究成果を紹介している様子が窺え、専門家やこの分野に造詣が
深い方には物足りなく感じるかもしれないが、ズブの素人の私には難しく
感じる箇所が少なからずあった。

読む対象によって評価が分かれるかもしれないが、新書として概略的に
知るためには十分な内容であると感じる。
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