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ヒトはどうして死ぬのか―死の遺伝子の謎 (幻冬舎新書)
 
 

ヒトはどうして死ぬのか―死の遺伝子の謎 (幻冬舎新書) [新書]

田沼 靖一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 756 通常配送無料 詳細
o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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合計価格: ¥ 1,596

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

地球上に生命が誕生してから約20億年間、生物は死ななかった。ひたすら分裂し、増殖していたからだ。ではなぜ、いつから進化した生物は死ぬようになったのか?ヒトは誕生時から「死の遺伝子」を内包しているため、死から逃れることはできない。「死の遺伝子」とはいったい何なのか?死の遺伝子の解明は、ガンやアルツハイマー病、AIDSなどの治療薬開発につながるのか?細胞の死と医薬品開発の最新科学をわかりやすく解説しながら、新しい死生観を問いかける画期的な書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

田沼 靖一
1952年山梨県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。米国国立衛生研究所(NIH)研究員等を経て、東京理科大学薬学部教授。専門は生化学・分子生物学。同大ゲノム創薬研究センター長。細胞の生と死を決定する分子メカニズムをアポトーシスの視点から研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 173ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2010/07)
  • ISBN-10: 4344981812
  • ISBN-13: 978-4344981812
  • 発売日: 2010/07
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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26 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ビブリオン トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
生物の細胞の死には、遺伝子に支配されない死「ネクローシス」と、遺伝子に支配された死があり、そのプログラムされた死は、細胞の種類により2種に分けられるそうです。▽再生系の細胞の死「アポトーシス」。▽もう一つは非再生系の細胞(脳の神経細胞や心臓の心筋細胞)の死「アポビオーシス」。「アポトーシス」は、個々の細胞が個体全体を認識し不要な細胞が自ら死んで個体の完全性を保つ生体制御と、ウイルス等で異常をきたした細胞を消去する生体防御がその役割。再生系細胞が「アポトーシス」で死ぬ時は、自分のDNAを規則的に切断、蛋白質を分解して消滅。60回程再生できる。一方「アポビオーシス」は、基本的に再生せず、個体の死に直に関わる。ヒトは、100才程の寿命に決められているそうです。

「アポトーシス」を応用し、難病の癌、エイズ、アルツハイマー病等も、各々の病因となっている特定の蛋白質の構造を突き止め、働きを抑制するために、その構造の鍵穴に合った鍵をもつ化合物を機械で設計する。新薬を創出するゲノム創薬の手法が紹介されています。

なぜ細胞に死がプログラムされているのか。著者によると、細胞の自死は、性と共に現れた。性により違う二個体から新しい遺伝子の組み合わせが生じ種が存続できた。その時、同時に生じる不良品を排除する力。また突然変異が生じた時に、種にとって優れたものだけを残す餞別能力。それを細胞の自死能力が担ってきたと考えられるそうです。細胞は、他である種の全体のために、利他的に自己を消去することで、自己の本来のあり方を全うするように設えられている。個が他である種全体のために利他的にふるまう関係は、目を拡げていけば、個々の細胞と一人の人間、個々の人間たちと地球全体、地球と宇宙全体との関係まで敷衍できると著者は考えています。細胞から宇宙全体まで、最新科学に基づく壮大な生死のドラマが一望できます。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By およよ VINE™ メンバー
Amazonが確認した購入
表題の「ヒトはどうして死ぬのか」に惹かれて購入した。この問いにストレートに答えているのは本書の中の1,2章と最後の6章である。

即ち,細胞の死に方には再生系の細胞がこれ以上分裂できなくなって死ぬアポトーシスと,非再生系の細胞に寿命が来て死ぬアポビオーシスがあり,これらは遺伝子で決められている「プログラムされた死」である。この細胞の死によって生物の個体としての死も生じているのだ。
この個体としての死がプログラムされたのは,「性」の出現により遺伝子の組み換えが行われ始めてからである。種として,あるいは生命全体としてより良く,より長く存続し続けるために個体の死は必要だったのだ……という議論が第6章で展開される。

筆者の言うとおり,この遺伝子レベルでの死の意味の発見は非常に重大な事だと思う。従来の哲学的,あるいは宗教的な生死観から大きく前進した視点を与えるものである。

ただ残念なのは,本書のテーマにとって中心的な第6章が科学的な実証の形を取っておらず,筆者の考察らしいと言うことだ。性の出現によって,古い遺伝子の担い手である古い個体は死ぬべき存在になる必要があった…という考えはある種の納得性もあり,優れた考え方だと思うが,目下のところ仮説であろう。科学的に正しいか,というとまだ実証しきれない,というのが実情ではないだろうか。
もちろんこの「仮説」は今後の長い地道な研究によって解明されてゆくべきテーマである。

また第4章「アポトーシス研究を生かして難病に挑む」,第5章「ゲノム創薬最前線」はこの本のタイトルとなった問いとは直接関係がない。筆者の中心的研究テーマを紹介したい気持ちはわかるが,ちょっと脇道の感がある。私としては第6章の内容をもっと掘り下げ,実証的に述べたような内容にして欲しかった。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ゆう
アポトーシス(細胞死)のアカデミックな知見が
とっても分かりやすく解説されており、
ガン、アルツハイマー病、エイズ、糖尿病などの
病気に関する知識を深めることができます。

そして、大学院生の時から注目していた
ゲノム創薬の最新トレンドを学ぶことができて
おもしろかったです。

さらに、生きること、そして死ぬことについての哲学を
考えるきっかけにもなります。

生きるために死ぬ。
利己的であるために利他的でいる。
という田沼先生のメッセージは、
生きることの本質をクリアに表現していると
思いました。

生命科学を志す学生や
サイエンスに興味のある社会人に
オススメの一冊です!
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前半は面白い
人はなぜ死ぬのかと言われたら普通はなぜ個体死があるのかとか、老化が起きないような進化はなぜ起きなかったのかという話を想像すると思うのだが、本書はプログラムされた細... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: いとみみず
細胞には3つの死に方がある
「死」を最新科学の面から解明しているのが、『ヒトはどうして死ぬのか――死の遺伝子の謎』(田沼靖一著、幻冬舎新書)である。中身が濃い、目から鱗が落ちる好著だ。続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 榎戸 誠
生物の死の意味がわかる本
この本は、ヒトの死の意味という観点で興味深い視点を提供している。以前から生物の形を形成するうえで重要な概念であるアポトシースという細胞の自律的な死という仕組みは知... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 連戦連敗(新潟市)
死から考えることの意味
以前にNHKの「爆問学問」で細胞の自死について市を司る遺伝子があることを知って以来、そのことの思想的価値について考えていました。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: yossy1951
死の必要性
ドーキンスの利己的な遺伝子をくつがえす、利他的な遺伝子。細胞を自殺させる死の遺伝子。遺伝子に利他性があるから人間も利他的だとは非常に安易だが、面白かった。一定のエ... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: ゆうきなし
逆に単細胞生物に死がないということに驚きました。
生物細胞は、進化の過程で死を手に入れたということが非常に驚きであった。細胞分裂を永遠に繰り返し、細胞が適応できない環境や、物理的事故でもない限り、永遠に生き続ける... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: ポリ銀
「死」について科学的に考察した、 とても分かりやすい書籍。
「死」について科学的に考察した、
とても分かりやすい書籍。

著者の田沼靖一氏はこの分野の研究者であり、... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: highway
アポトーシスやアポビオーシスを理解するには最適の書
分かりやすく書かれていますが、生物学の基礎知識のない方には難解かもしれません。またある程度知識のある方にとっては分かりきったことでしかないと思います。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: vatmideo
わかりやすく必要最小限
アポトーシスとかテロメアとかゲノム創薬とか,カンタンに素早く知りたい人には、
最適の本である。わかりやすく必要最小限のことがかいてある。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: Gori
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