まず、ものすごく厚い!これを読み終えた後に、ヒップホップカルチャー、そしてそれを取り巻く環境についての本を読んでも読み応えを感じなくなってしまった(一方でそれは、この本の内容が濃くて個人的には満足したということを意味します)。
内容は、ヒップホップカルチャー、そしてそれを取り巻く環境についてであり第一章(1968-1977)、第二章(1975-1986)、第三章(1984-1992)、第四章(1992-2001)の四部構成になっています。公民権運動や人種差別など、このような諸問題にヒップホップカルチャーがどういった立ち位置で、そしてどういったアプローチを仕掛けたのか?とか、ヒップホップ市場というものが巨大な、そして儲かるものとなったその経緯は、いわゆる買ってくれる人がたくさんいる
モノを売るといった現代の儲けの基本、通称『ブロードキャスト・モデル』とは異なる通称『ニッチ・モデル』を経て巨大な産業になったことについてなど、とにかく読みごたえは十分であった。
ただ、時系列が時たま入り乱れたりということがあり、そこが個人的には少し読みづらかった。