出版社/著者からの内容紹介
だんご3兄弟、踊る大捜査線、おニャン子クラブ、中島みゆき、チェッカーズなど、数多くの大ヒットプロジェクトに関わった著者が、時代の気分をつかむ方法、お教えします。
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
出版社からのコメント
著者の吉田氏は、ポニーキャニオン時代には、チェッカーズ、おニャン子クラブ、中島みゆき、角川映画、だんご3兄弟、踊る大捜査線等のプロデュース/制作/宣伝等で活躍し、その後、デジタルガレージ(株)でデジタル系コンテンツを扱ってきました。その履歴ゆえ、本書で説かれるのは、ハードよりソフト/コンテンツづくりにおけるヒットのノウハウが中心です。
あらゆるビジネスがソフト化しつつある現在、コンテンツでヒットを生みだす力こそが、どんなジャンルでも求められています。
その力を身につける秘密を、本書では惜しげもなく公開します。あらゆるビジネスマン必読です!
カバーの折り返し
【法則1】ミスマッチのコラボレーションがヒットを生む
――氷の器にドライアイスと熱油を同時に勢いよく注ぎ込め
【法則2】明確なコンセプトがヒットを生む
――メッセージの強さは、気持ちを動かす、人を動かす、世の中を動かす
【法則3】常に新鮮な驚きがヒットを生む
――ハッとさせて好きにさせる
【法則4】継続性・連続性がヒットを生む
――継続は力なり、不連続の連続を目指せ
【法則5】付加価値がヒットを生む
――欲張りは成功のもと、オトクの演出に活路あり
【法則6】顧客との会話や顧客同士の情報交換がヒットを生む
――インターネットの登場で消費者は真の王者になった
著者について
1957年生まれ。早稲田大学理工学部機械工学科卒。79年(株)キャニオンレコード(現ポニーキャニオン)入社。音楽、映像、ゲーム、マルチメディア等の制作、宣伝業務に20年間従事する。制作ディレクターや宣伝プロデューサーとして、チェッカーズ、おニャン子クラブ、中島みゆき等の数々のヒットを手がける。映画プロデューサーとしても、ビートたけし主演の『教祖誕生』等の制作を行う。また、テレビドラマ、アニメ、ビジュアル・アイドル、スポーツ、ラーニング、ハウツー、キッズ等のビデオビジネスにも携わる。ポニーキャニオンでの最後の仕事は『だんご3兄弟』。99年にポニーキャニオンを退社し、(株)デジタルガレージに取締役副社長として入社。EC事業の立ち上げやCCO(Chief Contents Officer)としてインターネットにおけるコンテンツ・ビジネスのコンサルティング等を行う(同社は2000年12月にJASDAC市場にてIPOを果たす)。
現在は、(有)ワイズハウス代表取締役、(株)デジタルガレージ顧問、デジタルハリウッド大学大学院客員教授。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1957年生まれ。早稲田大学理工学部機械工学科卒。79年(株)キャニオンレコード(現ポニーキャニオン)入社。音楽、映像、ゲーム、マルチメディア等の制作、宣伝業務に20年間従事する。制作ディレクターや宣伝プロデューサーとして、チェッカーズ、おニャン子クラブ、中島みゆき等の数々のヒットを手がける。映画プロデューサーとしても、ビートたけし主演の『教祖誕生』等の制作を行う。また、テレビドラマ、アニメ、ビジュアル・アイドル、スポーツ、ラーニング、ハウツー、キッズ等のビデオビジネスにも携わる。ポニーキャニオンでの最後の仕事は『だんご3兄弟』。99年にポニーキャニオンを退社し、(株)デジタルガレージに取締役副社長として入社。EC事業の立ち上げやCCO(Chief Contents Officer)としてインターネットにおけるコンテンツ・ビジネスのコンサルティング等を行う(同社は2000年12月にJASDAC市場にてIPOを果たす)。現在は、(有)ワイズハウス代表取締役、(株)デジタルガレージ顧問、デジタルハリウッド大学大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
はじめまして。
私はポニーキャニオンという会社に長いあいだ在籍し、ずっと音楽や映像の仕事に携わってきました。いわゆるコンテンツ業界と呼ばれる世界で、制作や宣伝といった、コンテンツに最も近い場所で働いてきたのです。
チェッカーズやおニャン子クラブ、あるいは角川映画など、とくに団塊ジュニア世代から熱烈に支持されたアーティストや作品を数多く手掛け、音楽とメディアとの連動で流行を生み出しヒットさせる手法が得意でした。
ポニーキャニオンでの最後の仕事は、あの『だんご3兄弟』。それを含め、狂騒的なヒットを何回も体験しました。
そして、日本にもeビジネスが本格的に登場しはじめた一九九九年、私はコンテンツ業界からインターネット業界、いわゆるITの世界に飛び込みました。
かつて、ハード普及はソフト供給が鍵といわれていました。インターネットもまさにインフラとコンテンツが両輪で拡がってきたわけです。けれど、ITインフラが整えば、いずれITビジネス全体がコンテンツの大競争時代に突入する、であれば、コンテンツ産業で数多くのヒットを手掛けてきた私に何かできることがある――それが転職の動機でした。
そして、いまやそのITインフラはほぼ整い、まさにコンテンツの競争時代がやってきました。あらゆる産業やビジネスが、総合的なインタラクティブ・サービス・メディア事業の核として、コンテンツを重要視してきています。つまり、価値あるコンテンツが事業の成否を決する時代に突入したのです。
私は、その価値を創り出す鍵が「ヒット」だと考えています。ヒットしてこそコンテンツに価値が生まれます。いわば、ヒットを創り出すメカニズムこそが、コンテンツを扱うあらゆるビジネスの生命線なのです。
二〇年間にわたりコンテンツ業界で実際にコンテンツを扱い、五年のあいだインターネット業界からずっとコンテンツ・ビジネスを見てきました。そんな私は、この四半世紀のあいだ、ずっとヒットを追いかけてきたといえるでしょう。
しかし、いまだに投資リターンが絶対確実という作品やアーティストを、ゼロから創り上げる百発百中のプロデュースはできていません。この業界では、三割打者なら大ヒットメーカーと呼ばれますが、逆にいえば、そんな大ヒットメーカーでさえ七割は失敗してしまうものなのです。
ところが、長年にわたってヒットづくりのことばかり考えてきた結果、それが高い確率で生まれる法則のようなものが見えてきたのです。
よし、それならそのヒットの法則を書き留めよう、そして、分析してまとめてみよう、ということでこの本が誕生しました。
ヒットを生み出すために、これまで実に多くの人と出会い、さまざまな良い経験や苦い体験を積み重ねてきました。そのなかで私なりに、これがヒットの要因や法則だと思ったことを本書でご紹介したいと思います。
「ソフトパワー」という言葉が、内閣官房の知的財産戦略本部・コンテンツ専門調査会が策定した「コンテンツビジネス振興政策」(二〇〇四年四月)にも載るような時代になりました。
産業構造のソフト化を象徴する、この「ソフトパワー」の源こそがヒットなのです。その意味では、ヒットのノウハウこそが、ソフト化するあらゆる企業の活性化に必須なのだと私は確信します。本書が、そんなヒットを生み出すためのヒントになってくれれば、と強く願っています。
コンテンツ業界やIT業界に限らず、製造業やサービス産業など、ソフト化を目指すあらゆる産業のなかで活躍されるビジネスマンの皆さんにとって、本書は必ず有用なはずです。
ヒットのからくりをお教えします。
そして、
ヒットへの近道がここにあります。
二〇〇五年四月
吉田 就彦