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ヒストリアン・I
 
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ヒストリアン・I [単行本]

エリザベス・コストヴァ , 高瀬 素子
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

 16歳の少女が、ある夜遅く、父の書斎で一冊の古い「本」を見つけた。竜の挿絵がひとつある以外は何も印刷されていない奇妙な本だった。本といっしょにあったのは黄ばんだ手紙の束。手紙にはどれも宛名がなく、「不運なるわが後継者へ」と記されていた。  
少女の冒険は、「本」を手にした瞬間から始まる。
娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、彼女をヨーロッパ各地への旅に連れ出した。父が旅先でぽつぽつと語りはじめたのは、それまで口にしたことのない大学時代の父と死んだ母の出会いの物語だった。きっかけは、もう一冊の「本」を持っていた父の歴史学の恩師、ロッシ教授だった。しかし、ロッシ教授は父にすべての資料を託した直後に失踪してしまう。
父の物語は、失踪したロッシ教授を捜す旅の物語だった。ロッシの残した手掛かりは、15世紀に実在した東欧ワラキアの領主、「ドラキュラ」こと「ヴラド公」に関する資料だった。父の旅は東欧の隅々にまで達した。各地に散らばる古文書資料と伝説、そしてそこここに隠された暗号を解き明かしながら旅は進む。
しかし、すべてを語り終えないうちに、父自身が少女の前から姿を消してしまう。
 若き日の父はロッシ教授を見つけることができたのだろうか? そして父はなぜ突然姿を消したのか?
 娘に残されたのは、父が残した手紙だけだった。
 手紙だけを頼りに少女の冒険旅行は新たな展開を見せる。
やがて少女が知りえたこととは・・・?
 国境を越え、時間を超え、そして世代を超えて、闇に葬られた史実に挑むヒストリアンたちの命がけの物語。
 

内容(「BOOK」データベースより)

少女はある夜遅く、父の書斎で一冊の古い「本」を見つけた。竜の挿絵がひとつある以外は何も印刷されていない奇妙な本、そして「不運なるわが後継者へ」という書きだしの宛名のない手紙の束だった。娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、ヨーロッパ各地の史跡へ娘を連れ出した。旅先で父がぽつりぽつりと語りはじめたのは、彼の学生時代の物語だった。敬愛していた歴史学の恩師は、ある日「竜の本」にまつわるすべての資料を教え子に託し、突然失踪してしまったという。教授が最後に口にした言葉、それは…。いったい教授は何を言わんとしていたのか?そして彼はどこへ消えたのか?ホップウッド賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 493ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2006/2/22)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 414005493X
  • ISBN-13: 978-4140054932
  • 発売日: 2006/2/22
  • 商品の寸法: 19.5 x 14 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 326,586位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 尻すぼみの結末が残念, 2006/8/19
By 
スイート・サイエンス - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: ヒストリアン・I (単行本)
原書に挑戦した。途中までは結構面白く読めたが、話の展開がご都合主義的で無理がある点と、結末が尻すぼみのため、読み終わってみると冴えない印象になった。

悪い点を先に言うと、まず何故、娘の一人称で話を進める必要があるのかがわからない。主人公は明らかに父親のPaulと母親のHelen、そして行方不明になったRossi教授なのに、無理に娘の視点から話を進めるため、父親、母親、教授からの手紙やら手記が次から次に出てきて、いくら小説とはいえ、違和感を覚えてしまう。

また、ドラキュラが現在でも生きており、これと対決するという設定にも関わらず、肝心の敵役のご本体のワラキア公ヴラド・ツェペシュ(ドラキュラ)や手下(?)の吸血鬼の図書館員は、物語の展開に合わせて都合よくたまに登場するだけで、存在感が乏しい点も残念。

余談ですが、実は吸血鬼ものには基本的に興味がないにも関わらず、本書の前に、こちらも吸血鬼もののGeorge R. R. Martin著のFever Dreamを読んだのだが、こちらは吸血鬼のイメージを変える斬新かつ断然面白い傑作ですので興味のある方には是非お勧めしたいです(邦訳もあり)。

随分けなしてしまいましたが、最初に書いたように途中までは相当面白かったのも事実。特に若き日の父親がRossi教授を求めて、出合ったばかりの母親とイスタンブール、ルーマニア、ブルガリアを訪ねる部分は、余り馴染みのない地域の歴史、文化、風景、社会主義が健在であったころの当時の雰囲気を背景に、謎解きと2人のロマンスがスピーディに展開していき読み応えがあり、これらの地(特にイスタンブール)に行きたくなりました。
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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 竜かドラキュラか・・・, 2006/6/1
レビュー対象商品: ヒストリアン・I (単行本)
すごく興味そそる内容とあの表紙・・・

買わずにはいられなかったこの本。

しかし、翻訳が私の相性とは合わなかったせいか

すごく読みづらく、小学生の作文を読んでるのか?

っという気になってしまうほどでした。

回転も遅く感じられ、長々といらない説明まであり。。。

苦痛すら感じる程読みづらいです。

題材としてはすごく面白いと思うが翻訳がまずいかも。

もしかすると原書の方が引き込まれたりするのかもしれません。
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30 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 読み応え充分。, 2006/4/5
レビュー対象商品: ヒストリアン・I (単行本)
ヒストリアンとは「歴史家」のことを指す。

最初ぼくは「ダ・ヴィンチ・コード」のような歴史の謎+聖書ミステリー+オカルトみたいなものを期待していた。読みはじめた感触では、大いに期待をそそる雰囲気だった。

しかし、50ページくらいから壮大な歴史ミステリーは壮大な歴史ファンタジーホラーへと変貌してしまったのである。そうなのか、こういう話だったのか。当初の期待から外れてしまったことにより、軌道修正もおぼつかずとにかく読み進めていったのだが、内容的には、かなり読ませると思った。馴染みの薄い東欧を舞台にしているところも新鮮でいい。

話の中心である歴史の謎も、かの人物に焦点をあわせることでこちらの興をついではなさない。

スタートラインさえ間違わなければ、おおいに興奮させてくれること間違いなしなのである。

そう、本書は歴史ミステリーではない。ダン・ブラウンやセオドア・ローッザックを期待してはいけないのである。どちらかといえば、スティーブン・キングやピーター・ストラウヴ寄りの話なのだ。

未読の方も多いかと思われるので、多くは語らないでおこう。

好きか嫌いかと言われれば、ぼくは好きである。大いに堪能した。ルーマニア、ブルガリア、トルコという魔法に彩られた異郷の地を身近に感じた。不思議とこれらの国を舞台にした物語を読んだことがなかったので、それだけでもかなりの収穫だった。

最後にもう一度言おう。本書は、歴史ミステリーの意匠を借りたホラーである。未読の方は、それを踏まえてお読みください。
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