「実は私、パーフェクトなんかではないんです」というふうな書き出しに、
まず驚きました。タイトルを受けての一言なのでしょうし、
大変美しい方だと思いますが、これをさらっと言えちゃう感覚、
凡人の私には違和感が否めず。
その後、ある種の違和感がずっと付きまとう一冊でした。
世間知らずの奥様に世間を語られて、憎めないんだけど、
どこか困ってしまうような、共感し切れない感じ。
妻であり、母であり、「主婦」であることを強調される一方、
お勧めのお化粧品は割と高価で、一品でなく幾つも常備されるそう。
子供がいて、エステなんて無理!などと書いてある割には、
ヘアサロンやネイルサロンには度々行かれるという矛盾。
料理や掃除、早起きして子供のお弁当作り&送り迎え・・・
しきりに繰り返されるこれらの事柄は元女優さんの十和子さんが
されるから偉いわね、と評価されるかも知れませんが、
普通の主婦ならやって当たり前、そんなこと、誰も褒めてくれませんしね。
私も普通の主婦なのよ、的なアピールを変にするから、
無理や矛盾、作られた嘘っぽさが出てくる。
お金持ち風に堂々と書かれていた方が
いっそ割り切って気持ちよく読めたかなと思います。
書かれているのは多くの、一般主婦には無理な生活スタイルに思えます。
十和子さんのファンなら、写真集やエッセイのように、
楽しめる本ではあるでしょう。