待ちに待ったオリジナルアルバム。表題の通り、南の島で聴くには最高だろうし、島にいるような感じになる。ボビーが提唱する新しいAORのスタイルと思う。これぞ現代のアダルトコンテンポラリーの世界。
1曲目、2曲目は今までのボビー路線の発展型。非常に聴きやすい。3曲目から新たな世界へ・・・ボサノバチックなのにボビー節が非常にマッチ。途中、彼自身の作品ではない物が4曲ほど続くが、彼が優秀なソングライターである前に、素晴らしいヴォーカリストである事を再認識できる。
以前ジャジーなアルバムを2枚出し、JAZZヴォーカリストとしても秀でたものを見せてくれた(私は結構好きです)が、彼の新たな一面を見た気がする。日本版には無かったが、”Rain”という曲で今回のアルバムのカラーが決まっていたのかもしれないが、ボサノバなラテンのリズムにボビー節がこんなに合うとは!参りました、という感じ。
彼のアルバム製作への頑固なこだわりのおかげでずいぶん待たされたが、安易に発表されるよりかは、ここまで完成された物を聴かされると唸ってしまうのは自分だけではないはず。
愛嬢のかわいい声で始まる”Call Me Up”はかなりキャッチー。最後を飾る名曲”Sukiyaki”は彼自身の英詩でこれまた素晴らしい出来。”In The Afterlife”がお勧め。