パーソナリティ障害(人格障害)とは、偏った考え方や行動パターンのために、家庭や社会生活に支障をきたした状態のこと。愛を貪る、賞賛だけがほしい、主人公を演じる、悪を生き甲斐にする、傷つきを恐れる……現代人が抱える生きづらさの背景には、ある共通の原因があるのだ。アメリカ人の10%がパーソナリティ障害であるという統計もある。
本書は、境界性、自己愛性、演技性、反社会性、回避性など、パーソナリティ障害の10タイプそれぞれについて、(1)特徴と背景、(2)接し方のコツ、(3)克服のポイントを、具体的にわかりやすく解説してくれる。パーソナリティ障害全般に関する日本ではじめての入門解説書である。▼巻末に付録として「パーソナリティ自己診断シート」がついている。人間関係で悩んでいる人は、このシートを利用することによって、人間関係回復のたしかな手がかりを得ることができるだろう。
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139 人中、128人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
性格は変わる。克服はできる。(方法論はコメント欄を見てください),
By 往西俊治 (Japan) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書) (新書)
この本を読むと、岡田尊司さんの人としての暖かみが伝わってきます。パーソナリティ障害の入門書に良いと思います。(ただ、内容が古く脳科学的知見が少ないことや、前頭前野の 臨界期説などは誤っていますので注意してください。) 自分も極端な性格で大変な目にあってきましたが、その経験から言うとパーソナリティ障害 は治りにくいだとか、否定的な症例を並べ立てる著者の本は読まない方がいいです。 (読むことで治るのならいいのですが、むしろ治りづらいという催眠にかかることになります。) 岡田先生は、あくまでも性格は変えられるという脳科学の理論に基づいた主張をしていますので 他の著書もお勧めです。しかし、性格が変わるというのは当然のことであります。 このことがわかっていない精神医は、古典的心理学のパラダイムにいて脳科学を知らない人です。 この本で核となると思われる部分を書いておきます。 反社会性にしても依存性や回避性の人格障害にしても、一見正反対の特徴を有しているように見えるが、全てのタイプの 人格障害には共通しているところがあり、その共通部分を知ることは、健全な人格と不健全な人格を見極めるポイントになる。 1.極度の傷つきやすさ 2.自分に強いこだわりを持っていること 3.人を信じること、愛すことの障害 この3つが揃っていれば人格障害を疑ってまず間違いない。 と岡田先生は述べています。 私はこの人は、「このタイプの障害だからこう行動にでる。」だとか、 「この人格障害だからこれはできないで当たり前」と一方的に決め付けるのは良いことだとは思いません。 また、人格障害、発達障害、神経症などの区別も一定以上する必要がない思います。 それよりも”これらの疾患の共通している部分”を捉えてそれらを好転させる手段を考え、講じる 方が賢明だし近道だと考えます。その共通部分とは、感情コントロールが難しくなっているということです。 目に見えない分野ですので「A先生にかかったら健全だ」と言われ、 「B先生に掛かったら人格障害」「C先生に掛かったら発達障害」と判断されるということが ざらです。人格障害の人は他の精神疾患も持ちやすく、また発達障害と人格障害の区別も難しいことです。 これでは診断名がふえるのみです。 そうではなく、共通部分にピントを合わせ、 心が動揺しなくなるような物事の受け取り方、無意識のトラウマ記憶の意識化、また 人に対する安心感を高める訓練ひいては感情コントロールを司る脳機能そのものを訓練することが必要です。 ところが感情コントロールの問題は大人になってからも容易に解決させることができます。 (基礎訓練についてはコメント欄に記述しました。HPも開設しました。そちらに作品と、その基礎訓練を記述しています。) 境界性人格障害が治らないというのは、精神医学のアプローチの仕方が原因です。 私の尊敬する方なのですがその方は戦争に若い頃行かれました。彼は戦地に行くまでは 自分というものを何一つ持たない気の弱い青年でした。ところが、戦場で 生死の境をさまよう体験をした後、日本に復員しましたが その頃には以前とは別人のような意思の強固な、物凄い気迫を持つ人物になっていました。 命がけに成らざるを得ない状況になり、それを切り抜ければ人は変わります。 医学で常識とされていることが全てではないことを忘れないでください。 H23.12.19 再び記す 要望にあったHPを作成しました。 「(境界性)人格障害は治らない」という洗脳を除去する強力な技術が盛り込まれています。コメント欄を一見してみてください。
82 人中、74人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
性格上のコンプレックスに一筋の光明,
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レビュー対象商品: パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書) (新書)
普段の生活や人間関係を通じ、誰もが一度は自分の性格について悩んだり、落ち込んだり、コンプレックスにさいなまれたりする 時期があるのではないでしょうか。 この本はボーダーラインや自己愛性障害などのパーソナリティ障 害の持つ特異性に言及するだけのものではありません。 障害とは言えなくとも、私たちが抱えやすい性格上の歪みの克服の しかたや、付き合い方の難しい人間との接し方に至るまで懇切丁寧 に書かれており、大変わかりやすく読めました。 更にこの本には、ブッダやヒトラー、スターリンなどの歴史上の人 私自身は、生きることや人間関係において回避的な傾向が強いのが 多くの人を動かす立場にあるリーダーの方にも是非お読みいただき
70 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
パーソナリティ障害もプラスの力に昇華できることを証明した良著,
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レビュー対象商品: パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書) (新書)
この本は、第一部でパーソナリティ障害全般にわたっての詳しい解説があり、第二部以降で10種類におよぶ各種パーソナリティ障害についての「特徴と背景」「接し方のコツ」「克服のポイント」と詳述されております。私自身も思うに、「結局どのパーソナリティ障害であろうともそのあるがままの現実を受け入れ、(過去の環境要因はともかくとして)これからの自分がどういう生きかたを選択していくか=今後は人のせいにしない にかかっているのではないか。また、それは自分で自分を過度に制約したり否定しないかぎり可能ではないか。たとえ一時的に第三者の援助を必要としても」と思っております。 岡田先生のとても真摯かつ思いやりの深いこの書は現代の生きづらさをかかえている人々にとって必ずや役にたつのではと個人的には思いました。心から感謝です。
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