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最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
清々しい青春の風音,
By 天国 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: パンドラの匣 (新潮文庫) (文庫)
本書には「正義と微笑」と表題作「パンドラの匣」が収められていますが、
どちらも、とても清々しく感じました。 まるで青春のお手本のような作品です。 やはり「人間失格」が、私の中で太宰のイメージを決定づけていましたが、 こういった作品も書けるのだなと、新しい太宰を発見したような気持ちになりました。 文豪・太宰治の文章は、とても言葉で言い尽くせないほど、レベルが高くて、 この文章に触れられることに喜びをおぼえました。
23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
夜明けの明るさ,
By
レビュー対象商品: パンドラの匣 (新潮文庫) (文庫)
太宰は若いときにかかるはしかのよう。とは言い古された言葉ですが、 私も太宰には中・高とはまりました。 世にあるイメージでは「人間失格」や「桜桃」の虚無的なイメージなのでしょうが、 太宰は意外にかるみと明るさのある人であったな、と、大人になった今は思います。 私が始めて読んだ太宰は「正義と微笑」でした。 前向きな、さわやかな青年の姿がかかれています。 しかし、その底流には、病気と闘っていたり、繊細な心でいろいろなことを考えたりといった、陰の部分もあるわけです。 この小説を読むと、何かと戦いながら、軽やかな明るさをつかんでいく 青春の姿を感じます。 まるで夜明けの寂しい明るさのようです。でも、そこには希望の光が見えます。 太宰に対しては、この「正義と微笑」の中にあるような 特に「人間失格」から太宰に入った方に勧めたい一冊です。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
若者の心を見事に捉えた作品,
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レビュー対象商品: パンドラの匣 (新潮文庫) (文庫)
太宰治にこんな「青春小説」があったのは意外でしたが、それ以上にその素晴らしさに圧倒されました。
その中でも個人的には、「正義と微笑」が気に入りました。 自分の行く先を決めかねて懊悩しながらも、役者としての道を見つけ突き進む若者の姿に感動さえしました。 主人公は盛んに自分のことを卑下していますが、とんでもない、現代の若者たちよりもずっとしっかりしていると思います。 常に考えているからこそ、その先の「光」が見えてくるのだと思います。 是非とも、今の若い人たちに読んで欲しい作品です。 表題作の「パンドラの匣」は、「正義と微笑」が日記形式で書かれた小説であるのに対し、こちらは書簡形式の小説になっています。 この書簡形式であるが故に、文章は主人公の主観によるものになりますが、作者はそれを上手く利用しています。 二人の看護師の間で揺れる主人公の本心が、ラストになってようやく明かされます。 主人公の二人への想いがどんなものかを、見事に隠し通しています。 と同時に、思春期の青年の異性への思いや態度が、実に見事に描かれており、納得の一編です。 二編とも見事に若者の心を捉えており、しかも書かれた時代を考えると、信じられない思いです。 太宰にこんな作品があったのを今まで知らなかったのが、非常に残念です。
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5つ星のうち 3.0
太宰の作品では押さえておきたい作品の一つですね。
『パンドラの匣』・・・ 太宰の代表作の一つ『パンドラの匣』... 続きを読む
投稿日: 2004/9/24 投稿者: prisan
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