厚生省新型インフルエンザ専門家会議委員で東北大学医学系研究科教授の押谷 仁さんと
作家の瀬名 秀明さんの対談。
新型インフルエンザの怖さはどこにあり、重症になったときにどのようなことがおきるか
といった病気の特徴から
今現在おきているパンデミックを専門の人たちはどのように見ているのか、
世界規模で見たとき、どのような地区にどんな被害がおきていくのか
それを最小限に抑えるためにどうしたらいいのか
といった事が語られています。
日本は、「ワクチンを接種する」ことについて、
「社会を守るため」の公衆衛生というより個人防御という考え方になってきている
という件に
ワクチンの接種を受けるために、個人的に「接種できる病院を探し歩かなくてはいけない」今の現状は
「なるほど、配布をするのにそういう考え方で行われているためだったんだ」
と思い当たりました。
この対談は「個人でできる事はこういったことです」というお話ではなくて
今回のパンデミックがどのようにして起きたか
WHOの発表の裏側、
報道がどのようにされていったか
神戸のすばやい対策で、パンデミックがずいぶんおさえられた
といった、全体を俯瞰して語られている部分が多いです。
今回の新型インフルエンザは季節性インフルエンザと違って
「子どもや20歳代から50歳代の成人がおもに亡くなります。
そういう若い人たちが非常に重い肺炎を起して亡くなっていくと、
仮に死亡者の数は同じだとしても、通常の季節性インフルエンザとはまったく違う結果が見えてくるようになります。」
と書かれていて、今回のパンデミックについての認識を改めました。