何かと話題になって、世間から傑作とか才人とか大騒ぎされても、自分には微塵も理解できなかったり、才能あるんだろうけど、すごい作品なのはわかるけど・・・でもでも!自分の心にはちっとも響かないことってよくある。(天邪鬼な体質はともかく)
この監督さんも私にとってはそんな人だった。ヒップで天才で本人もなかなかの男前さん。ふーん、でも何回も何回も見たくなるような愛しい作品を(私にとっては)作ってる人じゃない。
そしていわゆるラブストーリーは、星の数ほど作品あれど、好きなストーリーに会えるのは流れ星にあたる位のもの。
でも!これ映画館で見てからDVD買って、何回見たかなぁ・・・。
「奇跡の海」の中でエミリーワトソン演じる女の子が結婚とは、と教会で牧師たちに問われたときに「音楽」と答えていたような気がするけど、文字通りそれを思い出す。技術的な事は素人の私にはよくわからないけど、監督さん、ほんまにほんまの恋について描きたかったんだろうなって。だって人をほんとに好きになる時って(ほんまにはんまに好きになることってそうもないけど)こんな感じだもの。突然、ある日事故にあったように(陳腐な例えでごめんなさい)音楽が鳴り始めるでしょう?そして色。男の人の青いスーツと女の人のライラックピンクの洋服。雨上がりに路上の水溜りに映るキラキラした虹色の模様みたい。
彼にしては作品時間も短い。シンプルで、強くて、誰かを一生に一回って位ほんまに好きになったら、心に羽が生えることを思い出させてくれる作品です。
(もちろんシーモア・ホフマンちゃんとかサンドラーの「何人おんねん!?」って数の姉妹も文句なしに良いです)