長年パンダを愛し、研究されてきたという黒柳徹子さんと、初めて野生のパンダを撮影された岩合光昭さんによる、
パンダへの愛と、パンダにまつわるエピソードに溢れた本です。まず巻頭に、岩合さんによるカラー写真がたくさん付いています。
時にとてもかわいらしく、時に非常に人間臭い仕草を見せて写っているパンダたちは、まるで着ぐるみに演技をしてもらったのかと思うほど、
さまざまな表情をみせてくれています。本文はまず、パンダの縫いぐるみをパンダというものを知る以前からお持ちだった黒柳さんのエッセイ。
今のようにメディアが発達していない時代に長年、パンダ情報を集め、日本にパンダがやってくる前から関心を持続させていたそうです。
各地にパンダを訪ね、写真や情報をこつこつ集め、パンダ来日の際には上野に出迎えに行くなど、黒柳さんのパンダへの愛が感じられます。
岩合さんによるさらなるパンダ写真をはさんで後半は、黒柳さん・岩合さんの対談。一瞬どなたの発言かわからなくなるほど、
お二人ともパンダに詳しく、興味深い対談です。パンダはなぜかわいいのだろう、といったことから、
岩合さんの野生パンダ撮影にまつわるエピソード、意外な生態まで、幅広く語られています。
長年パンダを観察してこられたお二人ならではのエピソードが満載で、岩合さんによる写真も非常に良いです。和む一冊です。