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表題作も面白いが、本書での読みどころはあのドーキンスの説と対峙する「利他的な集団と利己的な遺伝子」、ミッキー・マウスのキャラクターの変遷やねつ造された人骨をテーマにした「人類の進化」、恐竜や有袋類の生態を弁護する「蔑まれ閉めだされた者たち」あたりだろう。特にドーキンスの説に異論を唱える数ページの記述は、感情を抑えた注意深い論理展開で、文章の書き方自体にも感心させられた。
また個人的に驚かされたのは、1992年にベストセラーになった「ゾウの時間ネズミの時間」の元ネタが披瀝されている「体の大きさと時間」だった。「ゾウの・・・」を読んで感心したが、この指摘は同書をさかのぼること10数年前に一般向けに記述されていたのだ。同書を読んだことのある方は、ぜひ本書にも目を通して欲しい。
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