「仮説検証メディア」は企画書の基本として論じられたもので、営業なら「企画提案型」ではなく、まず顧客と話し合って仮説の検証を一緒にやっていくべきだとし、企画書はそのメディアになるものだと指摘している。また、企画書のWHYやWHAT、HOWなどの流れを5つのパートにわけた「企画書フレーム(構成)」も本書の柱で、企画書作成の仕方やパワーポイントの活用法もこれをもとに展開されている。こうしたコンセプトやノウハウは、企画書の表現にメリハリをつけたり、メッセージ性を高めたりするのにも役立つはずだ。
後半でまとめたパワーポイント活用法についてのアドバイスは、基本から応用までを幅広く網羅している。目次作成の方法や、ツリー、チャートなどの各種グラフの扱い方、アニメーション機能の使い方などは、単なるマニュアル以上の内容である。
プレゼンの時間が限られているときは、1枚の企画メモでエッセンスの提示を、といった状況に応じたアドバイスが多く、プレゼンのエキスパートならではの知恵が感じられる。パワーポイントの活用法とともに、こうしたノウハウを得られるのが本書の魅力である。(棚上 勉)
本書は、パワーポイントを活用した企画書の描き方とプレゼンの方法を説明した本である。ただし、アプリケーション・ソフトのマニュアルのような構成ではない。「コンサルタントなら、いかにビジネスプランを描くべきか」「必ずイエスといわれる営業提案書はどのようなものか?」といったコンサルティング経験からのノウハウ・ドゥハウをまとめたものである。
構成は、「企画書の基本をおさえる」「企画書作成スキルの基本」「企画書づくりの実際」「パワーポイントの基本」の4つのパートから成る。
著者は、「企画書とは仮説検証メディアである」とする。パワーポイントと仮説検証のスキルがつかめれば、企画書が変わる、ビジネスの中身が変わる、成果が上がる!
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