このプロジェクトに参加した全員がプライドを持って時代の先端の仕事をし、また著者もその
ことを記録にとどめておこうという意識が伝わってくる素晴らしい著述だと思う。
仕事は人が行うことであり、その人一人一人が参加意識を持ち新しいことをやり遂げようとするパワー。
天文学者のクールさと、それ以外の人の(例えば軍の関係者)の激しい動きの行動力の違いや
その組み合わせ全体が、かってない200インチのパロマー山の望遠鏡の実現に向かっていく
動き。そしてその時代にめぐり合った素朴な庶民と、いつも変わらぬマスコミの取り上げ方など
最近買った小さな反射望遠鏡を田舎にもって行き星空を探訪している自分には、とても興味深い。
ただ、イラスト・写真は多いが、もう一つ素人に分かり易く増やしてもらえると
子供たちにも興味深く、理科の世界への誘いになるのではと思う。