ミニアルバム「ハマナスの花」は
ラジオなどで聞きた印象より、
ずっと重く骨太なROCKテイストの強い作品でしたが、
今回はアニメ主題歌あり、CMソングありと、
POPテイストの強い作品です。
ドラムの尾崎弟君はPVで見ると、
「え?こんな細い体でこんな音出してるの?」と、びっくりします。
ベースの佐高君はすごくセンスがいい。
岩井君のギターは世界を押し広げるような音で、
最初、この音に惚れました。
Vo.の尾崎兄君は、
曲ごとにプロの声になっていっているのがわかり、
別人が歌っているかと思います。
この1枚の中で、彼らはめちゃ、成長してます。
付属のDVDも、姿かたちから演奏まで、変化がわかります。
全曲にわたり「故郷の窮屈さと愛着、将来への希望と不安」と言う、
ほとんどが同じモチーフでかかれていますが、
それが、彼らの世界の狭さをあらわしているのか、
それともプロデュースした彼らの意図するところなのか?
個人的にはこれから世界を広げて、
色々な曲を聞かせて欲しい。
でも、地方の人間から見たら通り一遍でつまらないTOKYO的なものに対する
アンチテーゼを感じるので、それは失わないで欲しいです。
歌詞のそこかしこに北海道と言う彼らの根っこを感じます。
特にはじめ違和感を感じた「どうでもいい」は、
10代のやけっぱちさを表現した音につけられた歌詞の、
言葉選びのセンスの良さに、
ミスチルの桜井さんを思わせる才能を感じます。
これからきっとたくさん練習したり、
ライブで鍛えられて、彼らはもっとうまくなるし、
めちゃめちゃいい曲を聞かせてくれると思います。
だからこそ、この時点での彼らの音を、
絶対に聴いておくべきだと思います。
まるで鞍をつけない馴らされていない駿馬のように、
彼らの音楽はまだ荒削りで、それでいて魅力的です。
出来れば彼らにはずっと荒野を行って欲しい。
こんなに音楽を聴いてわくわくしたのは20年ぶりくらい?
息子と同じ歳の子の奏でる音楽に
こんなに夢中になれるなんて、
生きてるのも悪くないものだと思わせてくれた一枚です。