本のタイトル通り、パレスチナから見たパレスチナ・イスラエルの歴史で、筆者のパレスチナへの思い入れが感じられる本です。イスラエルの行動は許せないものがあるというのは分かります。でも、もう少し冷静に書いてもらわないと、筆者の主観でものを言っているという印象を読者に与えてしまうと思います。この本一冊でこの地域のことを「学んだ」と思ってしまうのは大変危険だと思いますが、パレスチナ側から見た本だと思って読めばいい勉強になると思います。
この本が出版されたのは、2004年3月20日なので、比較的最新の(2004年5月時点でですが)情報をまとまった形で読めるというのは、この本の良い点だと思います。
しかし、イスラエル・パレスチナ地域や、他の地域で起こる様々な事件などが、時系列順に書かれていないので、混乱してしまうことがしばしばありました。事件が起こった年月日があまり書かれていないのも、その混乱に拍車をかけていました。