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パレスチナ・そこにある日常
 
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パレスチナ・そこにある日常 [単行本(ソフトカバー)]

高橋美香
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

戦闘や犠牲の一面だかじゃない。 そこには笑顔も夢もある。 私たちと同じ「生活」がある。 ガザ、エルサレム、ナーブルス、ラマッラー、そしてビリン・・・・。パレスチナに生きる人びとのありのままの日常を伝えるルポルタージュ。写真カラー&モノクロ95点収録。

著者について

写真家。1974年広島生まれ。大学在学中より中東、中米などの国々をカメラを片手に旅する。2000年に単身エジプトへ渡り、アラビア語を学ぶかたわら、エジプトの伝統芸能であるスーフィダンスやパレスチナの取材、撮影を続けている。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 224ページ
  • 出版社: 未来社 (2010/11/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4624410912
  • ISBN-13: 978-4624410919
  • 発売日: 2010/11/1
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By ぽるじはど トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 『殺される側の論理』は、アメリカに殺されるベトナム側からの視点などを記した名著だが、本書は、イスラエルに日常的に殺されるパレスチナの住民と同化した著者の視点から書かれたルポ。

 2000年・2001年・2009−10年にかけてパレスチナに入り、分離壁に妨げられ、毎日何時間もかけて検問を兵士にバカにされながら通過し、イスラエル側に働きに出るパレスチナ人(以下「人」と略す)、イスラエル側に単身赴任しつつ働く人、難民キャンプで生活する人、経済的に成功した人、イスラエル側に住み、IDも取得した人、デモなど抵抗とそれを口実に攻撃してくるイスラエル兵、深夜の家宅捜査、拷問、エネルギーや水・食糧の封鎖、パレスチナとイスラエルの和平交渉に翻弄される人々。

 分離壁や入植地によって、抑圧という言葉では生ぬるい、奴隷状態にされながらも、故郷の土地を守ろうとする民衆の姿とその生活が、自身も襲撃される危険を負いつつも、住民と家族のような信頼関係を保ち、カメラに収め、文章を書く筆者。

 読ませる文章ではないし、写真もインパクトが強烈なものではないが、本書の帯文を書いた長倉洋海氏と同じく、出会い、人々のやさしさや悲しみ、必死に生きている姿を切り取る写真が、随所に挟まれる。

 チュニジアを発端としたアラブの民主化運動はTVで取り上げられるが、日々誰にも邪魔されずに生きていける場所や権利を求めて闘うパレスチナの姿は、大規模空爆でもない限り取り上げられないし、事態の好転もない。
 世界にいくつもそのような闘っている場所はあるが、そんな人々を忘れさせない良書である。
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By suzume
タイトルに国名を出すのは当然なんだけど、この段階で手に取らない人が出ることが予想されて、そのことが残念でならない。
1枚1枚の彼女が愛している人々の写真をまず眺めてみて欲しい、気づけば引き込まれて文章に目が行き、読み進んでしまい、読み終わった頃には自然とパレスチナ知識が少しついている!私はそんな経路をたどった気がする。
買って、引き伸ばして、部屋に飾りたいなと思う写真にも出会えた素敵な1冊である。
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Amazonが確認した購入
 この本には、パレスチナの人々の日常の姿が描かれています。ごく普通の、むしろ私たち日本人よりも誠実で優しく勇気を持っている人々の姿が、文章と写真で生き生きと描かれています。

 現在、パレスチナ自治区内でも、彼らの生存権は保障されていません。家族で暮らし、放牧したりオリーブの木を育てたりしている土地が、ユダヤ人の入植地として接収され、違法な「分離壁」で囲われていく。そこに住み続けること自体が脅かされている現実がある。さらに、抗議すれば、非暴力のデモであっても催涙弾の洗礼を浴び、時には大怪我を負ったり、イスラエル軍に拉致・監禁されたり、殺された人もいる。でも、抗議し続けなければ、圧倒的な軍事力によって追い出されてしまう。

 しかし、そのような厳しい日常に置かれながら、著者の写真に写る人々の笑顔のなんと素敵なことか!でも、その笑顔の底に沈んだ愁いのなんと深いことか!
 著者は、そのような大人たちや、屈託のない顔で笑う子どもたちの写真と、抑制の効いた文章を通して、パレスチナで普通に暮らしたいと願い、しかしそれが叶えられない人々の日常を、共感と愛情を持って描き出しています。

 パレスチナの今を知る、貴重な一冊です。
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