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パリ 地下都市の歴史
 
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パリ 地下都市の歴史 [単行本]

ギュンター リアー , オリヴィエ ファイ , G¨unter Liehr , Olivier Fa¨y , 古川 まり
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,990 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

華麗なるフランスの首都にして、世界文化の中心と讃えられる大都市パリ。実は、その造成に使われた石材は、市街の地下採石場から切り出されたものであり、その坑道は、あたかもシロアリの巣のように、都市の増殖に応じて広がっていったのである。『レ・ミゼラブル』、『オペラ座の怪人』など、多くの文学作品に登場する不気味な「地下(スーテラン)」は、12世紀の本格的な開発以来、魔の棲処、革命の闘士の抜け道、下水道、郵便網などに姿を変えながら、今なおパリジャン、パリジェンヌの足下で、その大きな口を開けているのである!パリの地下に魅せられた著者ふたりが、メトロポリスの忘れられた痕跡に潜入し、200点に迫る図版とともに、その歴史を詳説する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

リアー,ギュンター
1949年生まれ。作家、放送ジャーナリスト。1977年よりパリ在住。フランスのマスコミとパリの歴史に関する著作多数

ファイ,オリヴィエ
1966年生まれ。数学と物理の教職の傍ら、写真家として活動。1990年代からパリの地下をモチーフに作品を制作している

古川 まり
1962年生まれ。翻訳家。1979年よりドイツ在住。マインツ大学で歴史、ドイツ文学、美術史を専攻し、2006年より翻訳事務所を開設。ライター、通訳としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 241ページ
  • 出版社: 東洋書林 (2009/09)
  • ISBN-10: 4887217730
  • ISBN-13: 978-4887217737
  • 発売日: 2009/09
  • 商品の寸法: 20.4 x 15.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 パリは、かつては臭く不衛生な街であったという。
私の興味はそこから話題は広がり、フランス第二帝政下の「パリ都市改造」などを手始めに調べ始めた。そのおり、ある新聞書評欄から「パリ 地下都市の歴史を」知った。
何とパリの地下には、他の都市にはない石灰岩や石膏の採掘跡の空洞が広がっているという。
人はそれらを、「シロアリの巣」と呼ぶこともあれば、多数の穴(気孔)があるスイスチーズと表現することもある。パリという都市について、大改造後の道路や公園、さらには、発達した下水道や地下鉄路線については比較的知られているが、本書では更に地下深い「採石場」跡の話題を紹介してくれる。
筆者は幅広く、硬軟の話題を取り混ぜて、丁寧に、また素直に著述している。図版の多さも魅力であり、なかでも共著者による図版もうまく取り入れられている感じがする。
このような二人の著者の作品は、また訳者によってうまく表現されている。すなわち、翻訳本にありがちな日本語らしくない日本語、時にストレスさえ感じさせる部分が、この本には無い。おそらく、素直な記述と思われる原文に対して、翻訳者も日本語扱いが優れているためと思われる。
フランスの都、いや世界の都といわれるパリは、高層ビルからの景観が最高と言われるが、実は、パリは堆積層の上に乗っかった特別な構造の都市であることを伝えてくれる、貴重な本である。
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By 団塊予備役 VINE™ メンバー
形式:単行本
オペラ座の地下や下水道、地下鉄のイメージはあってもそこから更にパリの地下深くこんな地下空間があるとは知らなかった。地下の生活空間は何かおどろおどろしい謎めいた雰囲気がつきまとう。カッパドキア、ローマのカタコンベ、岩塩採掘の地下宮殿などは知られているがパリのそれも勝るとも劣らぬものらしい。(同名のハリウッド映画があるがこれを見た人はおわかりのはず)そう言えばパリの建築物に使われた石はどこの産地かということを余り聞いたことがない。なるほど地下を掘って切り出すという、合理的というか何となく後先考えないフランス風というと怒られそうだが、パリの地下深く、それも何と地下鉄の下だが、虫食いのように穴だらけというのも驚かされる。教会の墓地、床下に埋葬された多数の遺体との関連など、興味深い。それを見世物にした当時の世相も凄まじいが。写真が多いのもイメージをつかみやすく助かる。それにしても著者がドイツ人でタイトルもドイツ語なのが何となく不思議(現在はパリに居住)。後半地下鉄や防空壕などの説明に移っているが、正直カタコンブや石切り場跡でとどめてくれていた方が良かったのではないかと思う。勿論それを上回る面白さです。お薦め。
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