芸能人の派手な旅行記ではなく、一般読者と同じ目の高さで同じものを体験、それがとても気持ちの良い読みやすい文章で書かれています。まっすぐ読み手に響く、というのかな。
特に、前半の不動産探し/購入のくだりは同じ経験(海外で独身で資産購入!)をしたものとしては通じるものがありました。
「契約日のファラフェル」の章なんて、何度読んでも「うんうん!」とうなずけ、見たことの無い「ファラフェル」なんて食べ物にも親近感が沸く始末。
とはいえ、同じ経験が無い方でも楽しめる章がたくさん。
フランスにあこがれている人もそうでない人も、自分探ししたい人もそうでない人も、「えいやっ!」と信念ひとつをカバンに詰めて飛び出した著者の「この次」にどんどん引き込まれていくはずです。
ベタですが、「夢」がある限り、人間、強くなれるもんだなぁ、と思いました。
自立するパワー、というと大げさですが、なんだか大きなベクトルを感じ取れますよ。
写真がもう少しあるのかと期待していたのですが、それがなかったのが残念でした。
折角各章のタイトルが食べ物がらみになっているので、その食べ物の写真があればな、と思いました。