カフェ。
それはパリ市民の憩いの場。
カウンターで マスターに声をかけながらエスプレッソを飲むのもよし。
テーブルを囲んで カフェラテを味わいながら 世間話に講じるのもよし。
窓側の席でひとり、 本を片手に ショコラの甘さに酔うのもよし。
もちろん、 空腹を満たす 美味しい料理だってそろってる。
ヒトそれぞれの楽しみ方が 可能な場所、
それがパリっ子のカフェなのね。
ところで、 冷たい北風吹く中、 さるきちはあるカフェを 探していました。
その名は Le Procope(ル・プロコープ)。
見つかったものの、 貸切で入れず。がっくし。
周囲にもたくさんの食事処があるものの、 店頭のメニューを見てもよくわからないし。
なにより、 寒ィ。
極限に達したさるきち夫婦が えいや と駆け込んだカフェ。
なーんと、 かつてヘミングウェイなどの文豪が通っていたという老舗カフェだったのだ。
Les Deux Magots(レ・ドゥー・マゴ)
パリで最古の教会、サン・ジェルマン・デ・プレ教会の真横に位置し、もとは中国の絹製品を扱う店だったという。
当時店に置かれていた二体の中国人形(ドゥー・マゴ)がそのまま店名にされています。
冒頭に揚げた本には、63軒ものパリのカフェが紹介されています。
ル・プロコープもル・ドゥー・マゴも載っています。
かつては、芸術家が集い新しい文化や思想を育む場であったカフェ。
「いまや、その面影は失われつつある。 オマージュとして本に残そう」
そうしてカフェ取材を始めたそうですが、それは杞憂であったと著者は知ることになります。
カフェは時代の波にのって変容を遂げているのだ。
それは、衰退では、断じてない。
たくさんの写真と、それぞれのカフェの歴史、また、お散歩ガイドやカフェのメニュー、オーダーや勘定の仕方なども紹介されています。
本書を読むと、必ずや遠くパリの街に思いを馳せることになりましょう。
ちなみに、 この本の出版時にはフランスになかったというスターバックスも 今では街でちらほら見かけるほどに。
昔ながらのカフェ同様、パリ市民に愛されているようです。
フランスへの旅行を計画中のヒトは 是非一読あれ。