著者(写真家)の意向を反映した…という大本の「パリィ」の、写真のトリミングに納得がいかなかった分、装丁含めて、全体的に此方の方が、個人的な好みに合うというのか、まず上々であると思います。(なのに此方の方が安価であるというのは、なにかある種の皮肉のような気もしますが)
著者の言うコンセプトは、まぁわからないでもなかったのですが、せっかくの「絵」に折り目が付いているというのは、素敵な写真集であっただけに、何か勿体ないような、残念なような気がしていたので、デザイン全体を見直した別バージョンが出てくれたことは、本当に良かったと思います。
トリミングはともかく(人それぞれの好みでしょうし)、写真の折り目に対しては、ファンの方々の間でも、相当波紋をよんだらしく、版元が「なにか考える」とコメントを出していたのは知ってましたが、本として提供してくるとまで考えていませんでした。
すべてがモノクロですが、それがまたこの写真集を、美しく見応えのある物にしているのだと思います。
(写真展へ行って、カラーの物も見ましたし、それはそれで良かったのですが、ここにカラーをねじ込む行為は、全体のデザインが崩れてしまう恐れなきにしもあらず。というより私がモノクロを好む質ではあるのですが)
と、まぁ、私個人的には、ビョンホン氏への興味が無い分、写真というか一枚絵・1冊の本として見ているので、この感想は、ファンの方々への参考にはならないかも知れません。
なので、ファンの意見をば。
ビョンホン氏ファンの母から見ても、此方の方がよいそうです。
(ちなみに今までの写真集の中では、パリィが一番お気に入りだとか)
いかに写真を「美しく、格好良く、魅せるか」を考慮した場合、大本のパリィよりは、判型は小さいながらも、此方をオススメしたいと思います。
ま、始めからこうしていてくれればね…二度手間にならずにすむのに…という気持ちは残りますけれども。