「家を出た男たち」に続いてリリースされるチ・ジニssi主演作品で,題材は韓流お得意の時空を操る映画です。
原題は「平行理論」といい,異なる時代を生きる二人の人物が,同じ運命を繰り返すという法則だそうです。
パラレルライフの説明として紹介されるのは,アメリカの大統領リンカーンとJ・Fケネディのケースです。二人の議員当選年は1846年と1946年で100年違い,大統領当選も1860年と1960年で100年違い,暗殺者の誕生年が1839年と1939年でこれまた100年違い,副大統領の名前がリンカーンがアンドリュー・ジョンソン(1808年生)で,ケネディがリンドン・ジョン(1908年生まれ),死亡した日が二人とも金曜日で,死亡した場所はリンカーンがフォード劇場で,ケネディがフォード自動車といった具合ですが,ここまで来ると,単なる偶然とは言い切れない,何か不思議な力が働いているのではないかと思わされてしまいます。
映画は,100年とかいう長いスパンにしないで,30年とすることで緊張感を高める効果があったと思います。
犯人探しのミステリーも最後の最後まで引っ張って良くできていますし,この手の作品につきもののドンデン返しも,なるほどそう来たかと唸らせます。
映画は,いわゆるパラレルライフの二人に当たる,キム・ソッキョン(チ・ジニssi)と,ハン・サンジュン(キム・ギョンイクssi)をめぐる事件を中心に進みます。
事件は,サンジュンの妻コ・ウニ(パン・ミンジョンssi)が変死体で発見された30年後の同じ日に,ソッキョンの妻ペ・ユンギョン(ユン・セアssi)の変死体が発見されるというところから始まりますが,30年の時差で同じ境遇,同じような事件に遭遇したソッキョンは,少しずつ平行理論を確信するようになり,30年前のハン・サンジュン事件を調べ始めます。
しかし,何者かによって30年前の資料が意図的に破棄され,捜査に協力してくれていた女性記者まで殺害されてしまいます。
ユンギョンの殺害犯としてチャン・スヨン(ハ・ジョンウssi)が,30年前と同じ日逮捕されますが,これまた同じ日に逃走します。さらに30年前の事件では,容疑者がハン判事と息子を殺害しており,30年後の同日,パラレルライフのキム・ソッキョンと愛娘の運命や如何にというスリリングなストーリーです。