ロイヤルハントのフォース・アルバム、『パラドックス』のリマスター再発盤です。このアルバムは彼らの他のアルバムと大きく違っております。まず、コンセプトアルバムという事。宗教の持つ矛盾について全8曲を通して訴えかけています。そして、各楽曲の殆どがつながっており、1曲の演奏時間が長め(平均7分)だという事です。シンフォニック・アレンジは過去最強で、耳に残るメロディーのオンパレードです。アルバム全体が暗い雰囲気で、初期作品を好む方にとっては受けが良くないでしょうが、音楽を通して何かを考えたい、感じたいという方にはピッタリのアルバムです。特に素晴らしいのは、イントロで瞬殺の3、『Tearing Down The World』、アコースティックギターが奏でる叙情的なイントロがとにかく印象的な名バラードの5、『Long Way Home』、10分超えの超大作である6『Time Will Tell』です。ちなみに、7、『Silent Screme』から8、『It's Over』への引継ぎ方が神がかっています!ラストに相応しいこの2曲もまた文句のつけようのない名曲です。ロイヤルハント最高傑作との呼び声も多いこの作品、是非お試しあれ。