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パラサイト・イヴ
 
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パラサイト・イヴ [単行本]

瀬名 秀明
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (38件のカスタマーレビュー)

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第2回(1995年) 日本ホラー小説大賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

生化学者の妻が、不可解な交通事故死を遂げた。夫は妻の死を受けいれられず、肝細胞を“Eve1”と名づけ培養する。徐々に恐るべき性質をあらわす…。人間という種の根幹を揺るがす物語。(篠田節子)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 394ページ
  • 出版社: 角川書店 (1995/04)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4048728628
  • ISBN-13: 978-4048728621
  • 発売日: 1995/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (38件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 79,379位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kirin70
形式:文庫
原核細胞が真核細胞へ進化するとき、ミトコンドリアという別の生命体が取り込まれます。それによって真核生物は莫大なエネルギーを得ることが、可能になり、大型化が可能になりました。ミトコンドリアはヒトとはまったく個別のDNAをもち、卵子の細胞質で遺伝してゆく母系遺伝を行います。個体の中に全く別の生命体が共存し、助け合っていることは、珍しくありませんが、ミトコンドリアのように生物の根幹に入り込んでいる例は珍しいといえます。また、ミトコンドリアはアポトーシス(自然死)の重要な鍵を握っており、生かすも殺すもミトコンドリア次第なのです。そんなふしぎなミトコンドリアと生物の関係を、大切な人との死別、なんとしてもその人の部分、細胞だけでも生かし続けたいという人の情念を結びつけた快作だとおもいます。ラストがややトーンダウンしてしまい残念ですが、作者のデビュー作にして代表作といえる作品です。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
日本では作家は文系というイメージが強いかもしれないが、著者は東北大学薬学部を卒業した理系作家。
従来の作家では考えつかないような「ミトコンドリア」を背景に物語が展開していく。
文章はとても整理されており、個人的には読みやすかった(専門語が難解ということを除いて)。
物語はゆっくりと進んでいくが、ラストは少し唐突な印象を受けたのでもう少しスローペースでもよかったかも。

1995年に発表された当時はハードカバーだったが、文庫化され電車の中などでも気軽に読むことができるようになった。
1996年には角川文庫でも取り扱っているので、古本屋などで安く発見できる可能性は大。
(もしハードカバーが好きという方であれば、「ブックオフ」などでも安い値段で見つけることができる)

大学の博士課程まで進んだ著者の文章は、とても洗練されており今でもその文体を参考にさせていただいている。
文章を書くのが苦手という方には、一度、瀬名氏の文章を読んでみることをおすすめしたい。
書くということについてとても多くのことを学べ、尚且つストーリーも面白い。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By himago
形式:文庫
小説には色々なジャンルがありますが、特に好き嫌いが別れる分野に『ハードSF』があります。
これが嫌われる理由のひとつに、下地となる知識と興味が必須、ということがあるのではないでしょうか。
文章でのみ伝える以上、筆者と読者の間に単語に対する共通認識が必要となります。
『遺伝子』と書いてことが済むのは、読者が漠然とでも遺伝子という言葉とその意味を知っていて成り立ちます。

さて、本作『パラサイトイヴ』ですが、もちろんハードSFではありません。
そういう意味では、筆者の前にはとてつもない困難が立ちふさがっていたことかと思います。
よほど興味がある人でなければ、本作に登場する単語の数々は「何のことやらさっぱり」という事態に成りかねません。
当然ながら小説として物語を読者に楽しませる上で、通俗的でない単語には『説明』が必要となります。
説明を回避する手法も当然あるでしょうし、より文章として楽しめる書き方に留めるということもあります。
ですが、本作においてそれらの手法を取り入れると、また違った小説となったことと思います。
ありていに言ってしまうと、あらすじはB旧ホラー映画のそれです。
要するに、映画版の為体、ご覧の有様という感じです。

瀬名氏の最大の功績は、説明に真っ向から勝負を挑んだことかと思います。
これら説明を退屈な代物にせず、楽しめる部分とし、その細部の拘りによって荒唐無稽な話に命を吹き込んでいらっしゃいます。
だからこそ、この話は小説で楽しめる物で、映像に頼ることなく文字で為しえたということに賞賛を送りたく思います。
前半部からストーリーと平行して続く、楽しめる説明。
中盤から怒濤のごとく盛り上がりを見せる物語。
ラストは賛否両論あるでしょうが、個人的にはあの結末でなければ、それこそB旧映画になってしまったと思います。

この話は小説で読んでこそ面白い、と思います。
映画版を観て小説を読んでらっしゃらない方に、特にお勧めいたします。
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圧倒的なスケール
車を運転中に突然、意識を失い電柱にぶつかり脳死してしまった妻・聖美。大学で薬学の研究をしている利明は妻の肝を譲り受け、観察をすることを決意する。当時の近代医学の最... 続きを読む
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ぼちぼちな作品
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投稿日: 13か月前 投稿者: SS41
理系作家瀬名氏のデビュー作、面白いです
理系作家によるSFホラーとして話題になったベストセラー作品にして、著者のデビュー作長編です。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: 小説批評
評判が良かったので期待したのですが
前半は専門用語が多すぎて困惑→末の解説文に逃げる→ネタバレ
そしてラストは安っぽいバイオホラー... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: gooknees
つかれた
専門用語とか術式の説明とかが延々と書き連ねてあって読みにくい。そろそろ面白くなるかも、と
我慢して読んでたが... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: IIIK
ミトコンドリアの恐怖
読了後の感想は,「素晴らしい」のひと言に尽きる.何がそんなに素晴らしいかというと,本書の執筆当時,著者が理系の大学院生だったことが信じられないぐらい,情景,人物,... 続きを読む
投稿日: 2009/7/31 投稿者: オジー
ミトコンドリアが積極的に自らの遺伝子を核に送り込んだという可能性もあるということです。
 脳死をした妻の肝臓の細胞をひそかに培養。
 ところがその細胞が爆発的に増殖、分化し意思を持って動き始める。
 彼女の目的は?... 続きを読む
投稿日: 2009/5/31 投稿者: 佐藤さえ
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