GMがやりたいことのために、プレイヤーに対してステージと設定を用意したシナリオという、
SNEにはちょっと珍しいリプレイです。読み手を楽しませる、こうした趣向は大歓迎ですが。
先のレビューではDX3と例えられていました、そんな感じ。
各プレイヤーに独立して(他のプレイヤーへの情報のOPEN/CLOSEを各プレイヤーに任せる形で)情報を与えるという、ハンドアウト形式の進行。
その情報も、あるプレイヤーには、過去に渡した情報と一見矛盾するものや、PCの所属する組織に対立要素があるとか、
プレイヤーのレベルが高くないと、疑心暗鬼で不穏な空気が出るんではないかと読み手が心配してしまう内容。
小説みたいで楽しいですけど、リプレイとしては、プレイヤー&マスターのプロの技だと思います。
昔、TOKYO NOVAのサプリで他のプレイヤーへのOPEN/CLOSEのハンドアウトがあるシナリオが掲載され、
そのときは、やたらとレベルの高いシナリオだぁと思ったものですが、
最近の「読み専」向けに、こうした凝ったシナリオをプロの技で楽しいリプレイにしてくれるのは良いですね。
また、途中で一度本を置く場合でも各話の細部をある程度覚えているうちに読むことを勧めます。
出される情報でプレイヤーと一緒に翻弄される楽しみが無くなりますから。